2013年12月29日日曜日

2013年の漢字は・・・

多田です。

あっという間に、2013年も終わってしまいそうです。
あと3日しかありません。

(4月 救命救急センターから見える唯一の桜です)

今年は、当救命救急センターにとっても大きな変化があった1年でした。
やはり、1番大きな変化と言えば、「広島県ドクターヘリ」のスタートに際し、協力病院として参加することになったことでしょうか。

(5月の、この運航開始式から始まりました)

今までは、病院に待機していて、広島ヘリポートから広島市消防ヘリ、広島空港から広島県防災ヘリに、病院屋上へ医師ピックアップに来ていただいたのち、現場に出動という、ドクターヘリ「的」事業でやってきました。

(恥ずかしいですが、「客寄せパンダ」も必要です)

(条件のいいランデブーポイントです)


2013年5月から本格運航開始した、広島県ドクターヘリは、やはり、専用の機体・専属のスタッフ・離陸まで約3分という好条件で運航できる点がやはり秀逸です。

(来年こそは創外固定やります!)

(局地災害に対するDMAT隊員のレスポンスもよくなりました)

それに伴い、県内外の各消防のみなさんのご理解により効果的な病院前医療が提供される形ができました。細かい部分の詰めは、今後、症例を重ねていき、検証を繰り返すことで精度が高まっていくものと考えています。
広島県の特徴として、スタートから県境を越えた、中国地方5県の連携は、HEM-net研修で教えていただいた、「見えない県境が活動の妨げになることがある」ことを踏まえて、最初から実現した利点だと思っています。

また、病院前が頑張っても、搬送後の病院での医療がいまいちでは、病院前にでる意味がありません。
(研修医の先生達に対するトレーニングも続けています)

今年は、佐伯医師の提案で、院内で「外科の先生達との症例検討会」が手術症例があるたびに、行われることになり、連携が強化されました。
重症頭部外傷・出血性ショックのチェックリスト、外傷や院内急変のカルテ記載に使用するテンプレート整備など、細かいですが「じわっ」と効いてくる活動も行っています。

(HEM-netの研修からすばらしい人たちとのつながりが広がりました)

(HEM-net理事のIさん)

(宮崎のK先生、前橋のM先生)

(千葉のY先生)

(愛知のT先生)

入れ替わりの多かった、看護スタッフのレベルアップと、医師看護師間の連携を高める目的に、「急性期医療向上委員会(仮)」なる、なぞの委員会を、医師・看護師一緒に立ち上げ、病棟部門・ICU/HCU部門・救急外来部門と部門毎に、今の問題点とその解決方法を模索し、実行開始しました。

(備後地方もドクターヘリによる病院前医療の守備範囲になりました)

県立広島病院 救命救急センターのスタッフはみな、日々よかれと思うことを実践できるすばらしいスタッフです。
(物品整備も徐々に整えました)

今年もすばらしい1年でしたが、来年はもっとすばらしい1年になればいいなと思います。

(ドクターヘリ出動中の重複事案にたくさん出動していただきました)

今年もまた、多田の独断と偏見で、2013年の漢字を決めました。

今年の漢字は・・・
「練」です。

理由ですが、
ドクターヘリスタートに当たり、研修先からみんなが持ち帰ってきたノウハウを持ち寄り、「練って」運航要領・運用方法など決めました。

(今年は無理言って、救助に同行させていただきました)


(ランデブーポイントとして広島県防災航空隊の格納庫を使用させていただきました)

救急外来の初療のため、アクションカードを作り、救急外来初療のシミュレーションを。また病棟では一般病棟を対象に急変のシミュレーション「訓練」を行いました。

(各地で消防にみなさんにお世話になっています)

センターのスタッフはみな、2013年できること、わかることを増やそうと、それぞれ「鍛錬(れん違いですが・・・)」してきました。

(DMAT訓練にも参加しました)

というたくさんの意味を込めて、「練」です。
来年は、どんな漢字になるでしょうか?

(日没により広島ヘリポートから医師同乗し、救急車搬送)


(凄惨な現場にも)

(県内各地にお邪魔しました)
みなさま、2013年は大変お世話になりました。
2014年も県立広島病院 救命救急センターを引き続きよろしくお願い申し上げます。

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