2014年4月29日火曜日

N先生、ありがとう!

多田です。

2013年度から当センターで働いてくれていた、N先生が転勤することになりました。
N先生は、ERのメッカ、福井大学救急部で研鑽をつまれたあと、3次救急医療を勉強したいという、高い目標をもって地元である広島に帰ってきてくれました。
約1年の間、守備範囲を広くもち、救急医療に邁進してくれて、こちらが大変勉強になりました。
よく働きよく勉強しよく飲んだ1年間だったのではないでしょうか?

(一緒にドクターヘリにも乗りました)

今年度は、さらに高い目標を掲げて、小児救急医療の勉強に新しい病院へ転勤になります。是非、さらにさらに、大きく、できることを増やして、広島に帰って来て欲しいと思います。

送別会には、一足先に転勤してしまった、S先生も駆けつけてくれて30人以上の参加者が集まりました。
(研修医の先生達からのプレゼントです)

(天空を貫くK先生からの送別の言葉です)

N先生、ありがとうございました。
また一緒に働ける日を待ち望んでいますよ!

2014年4月26日土曜日

見慣れない光景

多田です。

先日、なかなか見慣れない光景に出会いました。
こんな光景です。
(質問攻めにあっている、心臓血管外科のH先生)

心臓血管外科のH先生を、当センターの新人(センターとしての新人さんです。)看護師が取り囲み、質問攻めにしています。
今までになかった光景です。
入院中の患者さんの病態について、しっかりお話していただいたようです。

これは、また別の日ですが・・・・
今度は、救急科の佐伯先生が、たくさんの新人さん達に囲まれています。
聞きつけた、ちょっと前の新人看護師と、研修医の先生も混じっています。
(胸部レントゲンについて、佐伯先生より)

本年度配属になった方々は、特別熱心な方々が多く、勉強していただく側も頑張らなければと刺激を受けています。

貪欲に、知らないこと、わからないことを解決していってもらえればと思います。

2014年4月21日月曜日

新人看護師のオリエンテーション

多田です。

今年度の救命救急センターは、15名の新しい看護スタッフを迎えました。
看護師長をはじめ、意欲に満ちた方々ばかりで、楽しみです。
院内の別の部署からの異動の看護師も多く、外傷の患者さんをほとんど見たことがないかたもいらっしゃいます。
(たくさんの新しい看護スタッフが配属になりました)

この日は、当センターの、K看護師を中心に、新しく来られた看護師の皆さんに、頸椎保護と全脊柱固定の方法を勉強してもらいました。
(「正中をずらさないように・・・」)

みなさん、熱心にメモをとったり、「シャドー」ネックカラーをしたりしてました。
最初は見慣れない物や、処置に戸惑うことがあるかもしれませんが、少しずつ慣れていっていただければと思います。

2014年4月17日木曜日

新しく赴任した板井です。

新しく4月より救命センターに赴任しました板井純治と申します。
私は医師8年目で3月まで広島大学病院の
高度救命救急センターで勤務しておりました。

専門は救急医学全般で、心肺蘇生や外傷診療、集中治療の
インストラクターなどに携わっています。

県立広島病院の救急の特徴は一言でいうと「全力」です。
全力といえば全力投球、全力疾走、全力少年、全力坂などなど、、
みなさん好きですか?

ただし救急医一人が坂を突っ走るのではありません。
研修医、看護師を含めた医療チームとして
みんなで全力、全速力で駆け上がっていくように、
重症患者の初療を行っています。

救命センターに入院してからは、
さらに理学・作業療法士、言語聴覚士、薬剤師、
臨床工学技士、放射線技師、医療事務スタッフといった
様々な職種が連携をしてみんなで集中治療を行っています。

「救命」は命を救うと書きますが、
ただ命をつなぎ留めるだけではなく、
病気や外傷になる前の状態に限りなく近づけ、
社会復帰を目指すことがgoalです。

そのためには救急外来、さらに病院前からの
迅速で適確な診断、治療が求められます。
重症患者においては1分、1秒遅れることがその方の退院後の
ADL(日常生活動作)に影響を与えるかもしれません。

この熱い救命センターの一員として、
活躍できるようにがんばりますので
どうぞよろしくお願いします!!

板井

新しい仲間です。

多田です。

新年度になり、当センターのキャッチコピーもほぼ勝手に決めてしまってからで、大変恐縮なのですが・・・

今年度から仲間に加わっていただいた、先生をご紹介させていただきます。
3月まで一緒に働いてくれていた、S先生と交代で、広島大学病院救急医学講座から、板井先生が当センターにきてくれました。
板井先生は、S先生と同期で救急医としてはベテランです。
(ネイビーのスクラブが似合います!)

DMAT隊員だったり、救急ケースカンファという、広島市周辺の救急医が集まる研究会や、ドクターヘリでも接点があり、すごくなじみやすく、すでに当センターに溶け込んでしまっておりご紹介が遅れてしまいました。
すみません。
(呼吸リハ機器の実験台に・・・)

直前の3月にご挨拶に来ていただいた時には、それまで沈黙を保っていたホットラインが続けざまに鳴り、また、院内急変まで起こり、何の違和感もなくそこに参加していただいたりと、病院としても全力でウエルカムを表現しております。
既存のスタッフも、新しい風を感じて、身が引き締まる思いです。
板井先生、よろしくお願いします。

2014年4月14日月曜日

キャッチコピー

多田です。

自分は、日本医科大学千葉北総病院 救命救急センターに見学に行かせていただいた際に、うらやましかったことがたくさんありました。
そのうちの一つが、ネイビーのスクラブの背中に書かれているキャッチコピーです。

「Shock & Trauma」

(北総病院の活動服の背中です)

まさに、救急医のなすべきことを示したキャッチコピーで、衝撃を受けました。
北総病院救命救急センターのドクターはみな、このキャッチコピーの書かれたスクラブを来て日々診療してらっしゃいます。
見た目の一体感だけでなく、診療に対する思想の一体感まで感じられました。

広島県ドクターヘリスタートの際に、作成したスクラブには、スタッフのほとんどが、千葉北総病院で研修させていただいたことから、「Shock & Trauma」をプリントさせていただき、その救急医療に対する思いも真似させていただいています。(そのときの記事はこちら
(Y看護師の背中です)

しかし、最初に「Shock & Trauma」を見てから、2年半。当院の救命救急センターにも、キャッチコピーが欲しいと思い、ずーーーーーーっと考えていました。
うちの救命救急センターの「特徴はなんなのか?」「自分たちは何ができて、なにをするべきなのか?」「それを端的に表す言葉はないか?」

以前の記事(こちら:救急医の資質)にも載せましたが、我々のもっとも大事な仕事は、「時間のマネージメント」です。
同じ治療を同じ時間の間に行ったとしても、優先順位・開始するタイミングなどが変われば、患者さんの生死や後遺症の有無が左右されてしまうのが重症救急の特徴です。

「もう少し早く○○しておけば・・・」とか、「これより先に、あれをやっておけば・・・」など、過ぎてしまった時間を悔やむことがあります。
その、過ぎてしまった時間を「さかのぼる」ことはできませんが、我々救急医が関与することで、時間をうまく使うことができ、患者さんの予後改善や後遺症の軽減をすることができます。
そのために、患者さんへの早期接触・治療の優先順位・時間配分などをマネージメントしています。
時間を「さかのぼる」ことができる・・・
!!
「我々は、時間をさかのぼることができる!」
=「We can turn back time!!」

決まりました。
今年度から、当救命救急センターのキャッチコピーは
「Turn back time」
(今年のスクラブはこのデザインで行きます)

に決定しました。(ほぼ独断です。)
このキャッチコピーのもと、センター職員一丸となって、患者さんにとって、よりより医療ができるよう、時間を「さかのぼる」活動を日々続けていきたいと思います。

2014年4月8日火曜日

急性期医療向上委員会(仮)

多田です。

最近、ドクターヘリの話題が多いので、救命救急センターでの活動についてです。
昨年度から、救命救急センターの医師・看護師を中心として「急性期医療向上委員会(仮)」と銘打った、「謎の委員会」を結成し活動しています。
救急外来部門・ICU部門・病棟部門と、部門毎に分かれて、それぞれ医師・看護師の職種を超えた意見交換と、活動を行っています。

たとえば、病棟部門ですと、RRTをイメージした病棟急変に対するシミュレーションの実施、ICU部門ですと、人工呼吸器の勉強会の開催、救急外来部門ですと、ホットラインの情報からキーワード方式でのアクションカードの作成など、各部門毎によりよい医療を提供できるよう、活動しています。

救命救急センターに入室してからではなく、その前から介入していこうという、少し守備範囲が広がっているところも大きな特徴かもしれません。

今年度も地道な努力を続けていきます。

2014年4月5日土曜日

格納庫完成

多田です。

広島ヘリポートに建設中だった、広島県ドクターヘリ専用格納庫が完成し、2014/04/04完成披露されました。
(知事のご挨拶)

完成披露式典には、「広島県知事」をはじめ、行政からドクターヘリ事業をバックアップしてくださっている皆さんに参列していただきました。
(知事とフライトスタッフ)

待機室や、運航管理室、格納庫内、ヘリポートに駐機中のドクターヘリの見学などしていただきました。
(テレビ取材を受ける、4月から広島大学病院へ戻ったS先生)

隣に建設中の、広島市消防ヘリの格納庫が完成すれば、ドア1枚で行き来ができるようになります。良好な「顔の見える関係」ができそうです。

2014年4月1日火曜日

新しい仲間

看護師 北尾です
このブログには2度目の投稿になります。



4月1日 新しい仲間を迎えました。
新たに15名の仲間を迎え、救命救急センターは看護師 総勢70名となりました。

救命救急センターや救急外来 さらにヘリポートの見学など 今日一日はオリエンテーションでした。


ヘリポートの見学中に偶然 ドクターヘリの搬送事案が発生

急遽 ドクターヘリの見学をすることになりました。



ドクターヘリの到着を待つ間、山野上部長より異動者のみなさんにお話をいただきました。
重要な事は救命のテンポになれることです。
 正確さも必要ですが、正確であっても時間がかかっては救える命も救えない
 スピードと正確さを必要とされる場所です

この言葉を聞いて、ドキッとしました。
自分は正確さとスピードを提供できているだろうか?


自身を持って「正確さとスピードを提供できている」といえるセンターにする必要があると感じました。








ヘリが到着して 臨時 見学会の開催です

中の様子も拝見しました


もちろん記念撮影も・・・・・・。



私は撮影係なので、この中には入れませんでした・・・・・。

新しくこられた皆様。明日から忙しくなりますがよろしくお願いします。


スピードと正確さを誇る 救命救急センターを目指して・・・・。