2018年2月8日木曜日

第30回広島救急初療研究会学術講演会

多田です。

2018/02/06 広島市内の会場で、「第30回広島救急初療研究会学術講演会」が開催されました。
毎年、ご高名な講師の先生に広島までご足労いただき、救急初療に関わる講演会をしていただいております。
今年は、当院救急科の板井Drによる「DIC治療薬の有効性と合併症」のミニレクチャーがありそれに続いての特別講演でした。

広島大学病院 救急集中治療医学教授 志馬伸朗先生に座長をお願いし、
島根大学医学部Acute Care Surgery講座教授 渡部広明先生に、
「新たな診療領域Acute Care Surgeryとは何か? 
〜外傷外科と救急外科のスペシャリスト〜」
と題してご講演いただきました。

なかなかまだ、日本では耳慣れないAcute Care Surgeryについて、その診療内容と必要性について一からお話しいただきました。始めて耳にする方も多かったと思いますが、わかりやすくお話ししていただき、大変勉強になりました。
また、すばらしい治療成績や、うらやましい限りのHybrid ERについてもご紹介いただきました。

講演会の後は、渡部先生に遅くまでお付き合いいただき、深夜まで外傷外科と救急外科についてお話しさせていただきました。
参加者一同、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
(懇親会の後の記念撮影)
渡部先生、ありがとうございました。
島根に負けないよう、広島も頑張ります!

2018年1月27日土曜日

HEM-netグラフ

多田です。

認定NPO法人 救急ヘリ病院ネットワーク、通称HEM-netは、「ドクターヘリによる救急医療システム普及促進を目的」としたNPO法人です。
広島県ドクターヘリも、運行開始にあたりHEM-netから支援をいただき、ドクターヘリ搭乗医師看護師研修を受けさせていただきました。
そして、HEM-netは年4回、機関誌としてHEM-netグラフという冊子を発行しており、ドクターヘリ基地病院や、ご支援いただいている賛助会員のみなさまに送付されています。

(どなたでも、Webでご覧いただけます。(2017年冬号はこちら))

 HEM-netグラフ46号

これまでも、たくさんの基地病院をHEM-net事務局のみなさんが訪問されたり、海外のヘリコプター救急事情を教えてくださったりと、我々フライトスタッフとしては非常に有意義な機関誌です。

そして特に、2017年冬号はドラマ「コードブルー」のプロデューサーである増本さんと、HEM-netの國松孝次会長との対談が掲載されていました。
2017年夏に、コードブルー3rdシーズンが放送され、2ndシーズンまでの今から成長していくフライトドクターでなく、後輩の成長を願い、自らの将来に悩むリアルな救急医が描かれており好評を博しました。
1stシーズンからプロデューサーさんは変わっておらず、実際の時間経過と同じ時間を登場人物に経過させ、成長した救急医の次のステップを見事に描写されていました。

この対談で一番自分の心に響いたのは、増本さんの
「もっと救急医は格好が良くて良いのかなと思います」
の部分です。
自分も同感です。
患者さんの命を救っている救急医は格好良くていいはずです!
実際の仕事は、決して格好いい部分だけではないのですが、
こども達に「将来、救急医になりたい!」
と思ってもらえるような、格好いい救急医を目指して、やせ我慢と努力と広報を続けて行きたいと思います。

全国の救急医のみなさん、今よりちょっとだけ格好いい救急医を目指しませんか?(笑)

2018年1月2日火曜日

2018年です。明けましておめでとうございます。

多田です。

皆様、明けましておめでとうございます。
2018年も引き続き県立広島病院救命救急センターをよろしくお願い申し上げます。
管理人の初仕事は、1月2日のドクターヘリ勤務です。
早起き(5:30起き)して、現在広島ヘリポートでスタンバイ中です。
(晴天に恵まれ、いつでも出動可能です!)

2018年元旦は、休日出勤し病院に顔を出しましたが、年末年始に行われた電子カルテ更新による目も当てられないほどのトラブルに見舞われており、パニックでした。
問題点が多すぎて、「局地災害」対応に準じ、ホワイトボードが登場しました。
ただし、
診療に関わる部分は、問題なく継続できておりますので
ご安心ください。
年始から愚痴で始まってしまい、大変申し訳ありません。

当院の救命救急センターでは、2018年度にラピッドカー導入を予定しております。
ラピッドカーは医師・看護師が乗車し病院前に出動しますが、患者さんの搬送を目的としない救急車の事です。救急車とドッキングポイントと呼ばれる場所で落ち合い、医師・看護師が救急車に乗り込み治療を開始。患者さんはそのままその救急車で病院へ搬送します。
病院前に医師・看護師がでて行き早く治療を開始することが目的であることは、ドクターヘリと同じです。
(昨年末の救急車によるドッキングミッション)

車ですのでドクターヘリのように、広い範囲をカバーすることは難しいですが、ドクターヘリが苦手な悪天候や夜間の運行も可能です。
(開始当初は日中のみの運行を検討しております。)

一刻も早く、重症度・緊急度の高い患者さんに接触し治療を開始することで、
救命できる命を最大限救命し、
防ぐことのできる後遺症を最大限軽減できるよう、
より一層の「攻めの救急医療」を提供できるようになります。

県立広島病院救命救急センターは、少しでも前向きに進んでいけるよう2018年も努力を続けますので、
引き続きご理解とご支援よろしくお願い申し上げます。

2017年12月31日日曜日

2017年もあと少しとなりました。今年の漢字は・・・

多田です。

2017年も残すところ今日一日となりました。
救急医療に年末年始はあってないようなものでして、本日は通常業務です。
病院全体の電子カルテ更新に伴い、カルテだけでなく検査やレントゲンのオーダーも手書きという、18年ぶりのイベントに参加することになり、辛い年末になりました。

個人的な「小児救命救急を広島で立ち上げたい」という目標に向かって努力し始めて早8年目。ようやく近隣の消防のみなさんに知っていただけたようです。
昨夜から小児のアナフィラキシー、けいれん重積発作の搬送が続いており、皆さん問題なく回復されております。
小児を専門とする救急医として、非常にうれしいことです。

さて、今年の出来事ですが、今年は管理人の執筆頻度が低下しておりなかなか更新ができず申し訳なく思っています。
それでも、振り返ってみたいと思います。
(即戦力の新しい仲間を迎えたり)



(病院のHPが新しくなったり)

(雨宿りしたり)

(ドクターヘリによる新生児迎え搬送が実現したり)


(小児救急の勉強会をしたり)

(成長した元研修医の先生と再会したり)


(山口県ドクターヘリ症例検討会にお招きいただいたり)


(東京ベイ浦安市川医療センターにお招きいただいたり)

(コードブルー3rdシーズンを撮影中の千葉北総病院へお邪魔したり)

(PALSインストラクターとして活動を始めたり)

(元気になったこども達が会いに来てくれたり)

(局地災害級の新しい仲間を迎えたり)

(熊本赤十字病院へお邪魔したり)

(ラピッドカーの実現が間近に迫ったり)

振り返ってみると、いろいろあったなーと思います。
ただ、年々1年が過ぎるのが早くなっている気がして、老化を実感しております(爆)。

さかのぼってみると、この今年の漢字シリーズはブログ開始からずっと続いておりまして今年で6年目となります。
振り返って見ると、
2012年は「飛」
2013年は「練」
2014年は「礎」
2015年は「熟」
2016年は「芽」でした。
毎年独断と偏見で決めております今年の漢字ですが、並べるとそれなりに見えてくるのが不思議です。継続は力なりです!
来年も細く長く続けて行ければ良いなと思っておりますので、末永く気長にお付き合いいただけると幸いです。

それでは2017年今年の漢字(非公式)は・・・・・


「伸」

です。

今年は救命救急センターとして、何年もかけて進めてきた話がぐっと進んだり、蒔いてきた種が芽を出し、芽が「伸」びた1年だった気がします。
来年も、もう少し「伸」びられるように、日々努力を続けて行きたいと思います。
「少しずつ背伸びをして、背が伸びていけばいいんじゃないですかね?」
但馬救命救急センター 小林誠先生のお言葉です。

ブログをごらんのみなさん
2017年は大変お世話になりました。
2018年も県立広島病院 救命救急センターをよろしくお願い申し上げます。
みなさま良いお年をお迎えください。

2017年12月24日日曜日

ラピッドカーの準備を進めています。

多田です。

先日、一時的に当ブログに掲載されました、ラピッドカーの続報です。
(千葉北総病院のラピッドカーです)

当院では現在、ラピッドカー導入に向けて準備を進めております。
(但馬救命救急センターのラピッドカーです)
広島県ですので、車種はMAZDAのCX-5に決定し、車両の手配を始めました。
当院は県立病院ですので、入札になります。
2017/12/20付けで、広島県のHPの「車両の調達」というページに
「公告」が掲載されました。

(HPをご覧ください)
URLは↓です。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/226/29-syaryou.html

2017/12/28までの期間ですが、やる気のあるMAZDAディーラーさん入札をお待ちしております!
是非、「攻めの救急医療」を実践するためにご協力をお願いします。

2017年12月19日火曜日

統括DMAT技能維持研修@広島県庁

多田です。

日本DMAT隊員には、定期的に「技能維持研修」を受講することが義務づけられております。大きな災害が起こるたびに、その災害対応が検証されます。
そして、次に起こる災害に向けて、よりよい災害対応ができるよう日本DMATの活動も少しずつ変化しています。
DMAT隊員になるための、隊員養成研修だけではその後の変化に対応することができません。そのための定期的な研修です。
今回、2017/12/2-12/3の2日間、広島県庁で行われた統括DMAT技能維持研修に参加しました。
(短い昼休みに広島新名物「汁なし担担麺」

統括DMAT資格を持つ研修者は、2日間朝から夜まで缶詰での研修でした。
座学あり、シミュレーションありでみっちり災害医療について復習した2日間となりました。
(当院のDMATインストラクター、K藤隊員が安全装備を披露してくれました)

ドクターヘリがスタートし連携を熱望していた愛媛大学病院の救急医の先生や、
Acute Care Surgery講座が開設された島根大学病院の救急の先生と
お話しすることができ、人の輪も少し広げることができました。

以前の災害の教訓を次に活かし、よりよい災害対応ができるよう、訓練・研修を積み重ねて行きたいと思います。

2017年12月8日金曜日

肥後もっこすセミナー@熊本赤十字病院

多田です。

しばらくブログの更新が滞ってしまい申し訳ありませんでした。
11月は院内外の仕事が立て込んで、手が回りませんでした。
その院外の仕事の1つをご報告させていただきます。

日本小児救急医学会が主催の小児救急教育セミナーが毎年各地で開催され、今年は熊本で開催されました。
(熊本駅では巨大なくまもんがお出迎え)

(自撮りでは入りきりません)

自分は、6年前の第2回の北九州で開催されたセミナーを受講させていただきました。

一貫したテーマは「小児科救急から一歩踏み出そう!」で、今年度は頭部外傷、トリアージ、看取り、虐待対応、超音波検査など内容は多岐にわたり興味深い内容ばかりでした。

今回の熊本開催のセミナーは第8回で、熊本にちなみ
(かわいいファイルです)

「肥後もっこすセミナー」
というタイトルで2日間の日程で開催されました。
(すばらしい懇親会でした)

真新しい、熊本赤十字病院の研修施設をフル活用し、事務局の先生方・事務員の方々の
高いおもてなし意識によるすばらしい環境でのセミナーでした。
(すばらしい講義室)

(すばらしい研修室)

(名物からしれんこんの入ったすばらしいお弁当)

今回、熊本にお邪魔したのは来年度の広島開催に向けた見学が目的でした。
当院の小児外科 赤峰Drとともにお邪魔し、開催の準備や運営について、熊本赤十字病院の事務局の方々からたくさんお話ししていただきました。
おかげさまで、日程調整や会場の確保など、早い段階からの準備ができそうでノウハウを教えていただいたことが非常に役に立っています。
熊本赤十字病院のみなさん、大変お世話になりありがとうございました。
(帰りも巨大なくまもんに遭遇)

来年度の広島開催に向けて準備を進めていきます!

ただ、
現在のもっとも大きな問題は、
来年度の土地柄にちなんだセミナーのタイトルです。
「肥後もっこすセミナー」

「奈良あおによしセミナー」

「加賀百万石セミナー」

などに匹敵した、広島っぽいタイトルを考案中です。
もし、いいタイトルがあれば自薦他薦は問いませんので、ご提案いただけたらうれしいです。
できればさわやかな感じのタイトルがありがたいのですが・・・(笑)