2018年8月11日土曜日

10年の軌跡とこれから・・・<劇場版 コードブルー>

多田です。

みなさん、劇場版コードブルーはごらんになられましたでしょうか?

自分は救急医になって今年が10年目です。ちょうど、コードブルーが放送されたタイミングで救急医を志したことになります。放送を見たから救急医を志したのではありませんが。
リアルに描写されたテレビの中の救急医達の活躍を、1stシーズン・2ndシーズン・スペシャル・3rdシーズンと追いかけてきました。昨年7月から放送された3rdシーズンでは、出会ってから9年間の主人公達の成長や苦悩が描かれており、自らの現状と重なる部分が多く強く共感しました。

そして・・・

2018年7月27日 劇場版コードブルー公開!!

公開当日は、お休みをもらい、家族にもお休みをもらい朝から映画館で拝見しました。
10年分の思い出がこみ上げました。

すばらしい映画でした。
みなさん、是非映画館でごらんになってください。

自分はDVDがでたら必ず購入します。
そして、最低10回は観ます!!

2018年7月21日土曜日

ドクターカー再開しています! 熱中症多数傷病者事案

多田です。

2018年7月2日から運行開始していた当院のドクターカーですが、西日本豪雨災害により新生児搬送以外の活動を一旦中止しておりました。
局地災害の医療ニーズは、急性期に大きく、慢性期にはほぼなくなります。
2018年7月20日現在、病院は通常の診療体制に戻っております。
活動中止していたドクターカーですが、
7月18日より運行再開しました。
ご案内が遅くなり申し訳ありませんでした。

2018年7月20日 広島市で熱中症の複数傷病者事案がありました。広島市消防指令係から医師の現場派遣要請があり、ドクターカーで当院の伊関医師が出動しました。
現場指揮所に入り、搬送トリアージを行い搬送先の選定を行いました。

傷病者数13名という初期情報でしたが、集団熱中症事案では必ず現場で傷病者が増える事を過去の経験から知っておりますので、病院では20名程度の傷病者はでるものとして活動を開始しました。
救急外来には、救急外来のスタッフ・救命救急センターから応援のスタッフ・院内DMATも館内放送で招集します。以前の災害の反省から、来院される患者さんのIDを事前に作成してあり、受け入れがスムーズに行われました。
(救急外来にできた本部です)

結果的に当院へ直接搬送になった患者さんは2名で、別の病院に搬送になった患者さんが1名転送となりましたので、当院の受け入れ患者さんの数は3名でした。災害終息時に判明した傷病者数は、21名でトリアージは黄色13名、緑8名で赤・黒の傷病者はいませんでした。(諸説あります。)
最初の患者さんが搬入される際には、当院の救急外来には30名程度の医療スタッフ・事務職員が集合し、たくさんの患者さんを受け入れる準備ができておりました。
結果的に、搬送になった患者さんは3名でしたが、10名15名になったとしても問題なく対応できたと思います。

局地災害対応の基本は
「発災からなるべく早く、最大多数の医療従事者を確保し、医療需要と医療資源のバランスを平常時と同様に戻す」ことです。
これが紛れもない基本行動です!
そしてこのタイミングを逃すと、その後どんなに頑張っても対応は後手後手になります。

「Turn Back Time」
我々のキャッチコピーです。
時間を巻き戻すことはできませんが、あたかも巻き戻したかのように時間を有効活用し、救命できる患者さんを最大限救命できるような活動が我々に求められている活動です。
そのために、現場に医療従事者を送り込み、「活きた情報」を病院へ送り受け入れの準備を遅れることなくはじめさせるために、ドクターカーが活きてきます。
2018年7月20日もたくさんの傷病者が出ていて、多数の消防救急車が出動済みの状況でもドクターカーで医師派遣ができ、早期医療介入が実現しました。
ドクターカー導入の効果と、広島市消防局指令係の局地災害に対しする意識の高さが効果を発揮しました。
これからも、「急性期の初動」にこだわった救急活動を展開して行きたいと思います

2018年7月10日火曜日

豪雨災害2018 災害対応はつづく

多田です。

豪雨災害対応についてです。
多田は、2018年7月6日夕方から7月7日の夕方まで、安芸消防署のDMAT活動拠点本部の本部長をさせていただいたあと、本部長業務を引きつぎ、病院へ戻りました。
(安芸消防署からの帰りです)

(院内も雨漏りがありました)

病院には、たくさんの災害関連傷病者が搬送され、病院スタッフ総出で診療に当たっていました。

過剰な緊張状態から少し解放され、ひどい疲労感を感じました。同日は病院スタッフのご厚意で自宅へ帰り、睡眠をしっかりとらせていただきました。
数年前であれば、「いいえ。力尽きるまで頑張ります」と答えたかもしれません。
4年前の広島市豪雨災害を経験した者としては、被害の規模は4年前よりも大きく、かつ範囲が広いと肌で感じており、災害対応の時間は長くなることが容易に予想できたからです。

翌2018年7月8日は、救命救急センター内に立ち上げていた院内災害対策本部とDMAT活動拠点本部を分け、DMATが参集するDMAT活動拠点本部を立ち上げるために活動しました。
(平時の医療ももちろん維持します)

(情報共有のためブリーフィングです)

当初は参集するDMATがいない活動拠点本部でしたが、夕方になり、2日前に自分達が立ち上げた安芸消防署DMAT活動拠点本部の機能を吸収しました。活動拠点本部長に来院いただき、申し送りを受けました。
さらに翌7月9日に福岡県と島根県、広島県内のDMATが参集する活動拠点本部を立ち上げる事になり、受援の準備をしました。

夜中までDMAT活動拠点本部となる、病院会議室に電源・PCなどを集め、机・イスのレイアウトを行い、そこまでに入っていた情報をまとめて掲示し翌朝の参集DMAT到着を待ちました。


2018年7月9日朝8:00、福岡DMAT15隊、広島市内のDMAT2隊、前日の安芸消防署活動拠点本部に属していた島根DMAT2隊に参集していただきました。
(たくさんのみなさんに集まっていただきました)

広島県DMAT調整本部の指示により、参集DMATの割り振りや地域での公衆衛生的な活動をお願いしました。
(被災の大きかった地域の地図を前に活動方針を練りました)

多数にDMATに活動していただき、広島県として非常にありがたかったです。

ただ、災害当日から対応している医療者として、そして災害急性期の医療介入を目的としたDMATの隊員として、急性期の対応の改善点がいくつも見つかり、歯がゆい思い、申し訳ない思いでいっぱいです。

「時間」を有効活用し、最大多数の傷病者の救命に尽力することが我々救急医の使命です。
まだまだ、災害対応の最中ですが今後に向けた改善点を洗い出し、一つ一つつぶしていきたいと思っています。

2018年7月7日土曜日

広島市豪雨災害 再び・・・

多田です。

デジャブの様なひどい災害が広島で起こってしまいました。
201876日大雨による土砂崩れが、複数箇所で同時に起こりました。
まさに4年前の広島市豪雨災害の再来です。

長い雨が続き、病院も警戒しておりましたが南区の土砂崩れを皮切りに、広島市内のあちらこちらで次々と土砂崩れが発生しました。
豪雨の際には、車のワイパーが間に合わないほどの大雨で、広島市内の各地で冠水しました。
多田は、渋滞に阻まれながら病院に参集しました。
参集後、病院業務を手伝っておりましたが、各地で土砂崩れと現場での医療が必要な患者さんが複数いらっしゃることがわかりました。
4年前の広島市豪雨災害の際に、現場でクラッシュ症候群の患者さんに輸液をし、救助時の心停止を防いだ大賀救命士から多田の個人携帯に電話がありました。安芸消防署の救急係長に昇進された大賀救命士から、「安芸消防署管内の被害が大きく、DMATに来て欲しい」と。そして、安芸消防署署長は、4年前、自分が本部長をさせていただいた、安佐北消防署署長であられたK署長です。K署長に直接電話させていただき「来てください」と言っていただき、DMATとして出動しました。奇妙な巡り合わせです。

世良Dr、小川Ns、村上Logと多田の41チームで通行止めの広島高速を緊急通行し、安芸消防署に到着しました。
消防署ではたくさんの消防職員の方々が、なりやまない救急・救助要請に対応が難しい状況が明らかでした。消防署長さんにご挨拶させていただき、消防の指揮所の隣に場所を作っていただき、DMAT活動拠点本部を立ち上げました。
当初は当院DMAT1隊しか参集できておらず、情報収集に努めました。
本部での情報収集中に、広島赤十字原爆病院DMAT・救護班が参集し、挟まれ救助の現場に出動していただきました。その後、広島大学病院DMATが参集。別の傷病者への接触をしていただきました。
傷病者の皆さんは、なんとか病院への搬送が行われましたが、現場は凄惨で被害は甚大です。
局地災害対応では、最大多数の医療班を派遣することが基本ですので、県外DMATの派遣を広島県DMAT調整本部・厚生労働省への緊急連絡で依頼しました。
ですが、夜間は雨の勢いも納まらず救助現場の安全が担保できなかったため、DMATの活動も制限されたものでした。夜明けに伴い徐々に災害の全貌が明らかになり、たくさんの検索されていない、救助が必要な現場が判明しました。
あらためて県外DMATの派遣を広島県DMAT調整本部へ依頼しました。十分な医療ニーズの把握ができていないため派遣は見送りとなり、県内の限られたDMATでの対応を強いられております。
夜が明けて広島市民病院DMATが参集。4チームでの活動を続けております。
追加のDMAT派遣の予定は立っておらず、活動はいっぱいいっぱいです。

救命できる傷病者のみなさんを、なるべくたくさん救命できるよう可能な対応を続けて行きます。

全国の皆さんのご支援とご協力をよろしくお願いします。

2018年7月2日月曜日

ドクターカー運行開始しました!

多田です。

本日、2018年7月2日、当院のドクターカーが運行開始しました。
先日の運行開始式では、たくさんのみなさんにドクターカーをご覧いただきました。
実運用は本日からです。
(朝の運航前確認中です)

運行開始初日は、伊関先生、多田、小川看護師、ドライバー二人(岩藤さん、烏谷さん)のメンバーでスタンバイしました。
病院の救命救急センター責任医師は世良先生です。

(初日のドクターカーメンバーです)

朝のブリーフィングから始まり、午前中に現場救急の要請が1件ありました。
現場で傷病者と接触し、当院へ救急車で搬送となりました。

午後には、新生児の迎え搬送があり、広島市内の産婦人科医院へ新生児科の医師が保育器と搬送し機材を持参しました。

初日、2件の出動を経験し、たくさんの改善点が見つかりました。
デブリーフィングでその内容を共有し、次につなげられるようにしました。
とにかく、初日を事故なく無事に終了できたことに安堵しました。

広島で初めてのラピッドカータイプのドクターカーです。
さらに、救急科と新生児科が共用するのは全国初です。(おそらく)
これから、広島県内をはじめ、遠くは山口県の東も出動範囲にできればと考えております。
これから、今まで以上に「攻めの救急医療」を提供していきますので、
皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。

2018年6月29日金曜日

ドクターカー運行開始式

多田です。

ご案内が開催後になってしまい大変申し訳ありません。
2018年6月27日 ドクターカー運行開始式を当院で開催させていただきました。
県内発のラピッドカータイプのドクターカーのため、5局のテレビ局、1社の新聞社の皆さんにご参加いただきました。
(取材いただきありがとうございました)

また、使用車両であるCX-5のメーカーであるMAZDAの方々も来ていただいておりました。
(O川看護師から説明させていただきました)

木矢院長と、広島市消防局の久保救急担当部長によりカバーが外されてお披露目となりました。
(CX-5を使用しています)

同日夕方のニュースでは、各局すべてでニュースとして取り上げていただきました。
(なんとか運行までこぎ着けたメンバーです)

ありがとうございました。
(搬送救急隊のみなさんにも興味を持っていただいているようです!)

病院前から始まる「攻めの救急医療」を実践するための大きな武器になります。
ご理解とご協力をよろしくお願いします。

1週間程度、当日のニュースをWebでご覧いただけます。
RCC(中国放送)NHKテレビ新広島、広島テレビ、ホームテレビ

2018年6月16日土曜日

ドクターカー、広島市消防局との連携訓練

多田です。

先日、広島市消防局とのドクターカー連携訓練を行いました。
当院のホットラインへの出動要請から、院内の出動準備に始まり、

ドクターカーの実車に乗車し、通常走行ではありますが仮想事案発生場所まで、各部署と連絡を取りながら出動しました。
(活動服も新調しました)

今回は、消防署の出張所前に予備の救急車を準備していただき、現場での医師接触から救急車での医師同乗搬送までシミュレーションを行いました。
たくさんの関係者のみなさんに訓練を見ていただき、ドクターカーでの医師現場派遣と病院前診療についてイメージをつかんでいただけたかと思います。
(みなさん、興味を持ってくださいました)

病院側としても、実際に動いてみないとわからないこともたくさん判明しましたので、運行開始までに調整していきます。


引き続き、他の消防本部へのご挨拶や、訓練もしていきたいと思っております。
県立広島病院のドクターカーは
2018年7月2日運行開始予定です。
関係のみなさま、よろしくお願いします。

2018年6月14日木曜日

ドクターカー運行開始に向けて

多田です。

更新が1ヶ月に1度程度に減ってしまいましたが、遊んでいた訳ではありません。
当科の伊関先生を中心に、ラピッドカータイプのドクターカー導入に向けた準備を進めておりました。
最近、口コミや噂などで、「ドクターカーいつからなんですか?」とか「どこまで行くんですか?」とか質問いただく機会が多く、みなさんドクターカーに興味を持っていただいているようでありがたい限りです。

現在、納車は済んでおりドライバーさん2人の確保もできております。
運行開始に向けて院内のシミュレーションを重ねております。
そろそろ、各消防本部のみなさんにご挨拶に伺ってお話しさせていただく予定を立てております。

当院で導入予定のドクターカーは、ラピッドカータイプと呼ばれるドクターカーで、車体はMAZDA CX-5を使用しております。
患者さんを搬送する機能を持たない救急車両です。
(今日は運行開始前なのでちょっとだけお見せします)

一刻も早い医療者と患者さんの接触が望ましいと考えられる傷病者が発生した場合、消防本部からの要請で出動します。
薬剤・資機材を携えた医療スタッフが出動し、途中で消防本部の救急車と合流し救急車内で治療を開始します。
ドクターカーの目的は
「一刻も早い医療介入の実現」です。
1分でも1秒でも早く、医師による治療が開始できるようにする仕組みです。

カラーリングは当院オリジナルです。

現在、2018年7月2日運行開始に向けて
鋭意準備中です。
ご期待ください!

2018年5月17日木曜日

第34回日本救急医学会 中国四国地方会

多田です。
去る2018年5月11日-12日、広島県医師会館を会場に「第34回日本救急医学会 中国四国地方会」が開催されました。会長は広島大学病院救急医学講座の志馬教授です。
「EVOLUTION(進化する救急)」
をテーマに、たくさんの興味深いセッションが設けられました。

ドクターカー開始に向けて動いている当院としては、やはり病院前救急のセッションは外せません。当科の伊関先生が座長をさせていただきました。
(伊関先生、当直明けの座長お疲れ様でした)

多田はといえば・・・
光栄なことに、特別講演にお招きいただきました。
タイトルは「ドラマ コードブルーが伝えたかったもの」でした。
演者は、ドラマコードブルーのプロデューサーである増本淳さん。
コードブルーの大ファンである自分にとっては、こんなに光栄なことはありません。
お話しをいただいてから講演に向けて、1stシーズンから3rdシーズンまであらためてもう一度DVDを見直し、胸にしみる数々の台詞達を書き留めました。

当日は、打ち合わせからドラマに関わるたくさんのお話しを聞かせていただきました。
増本さんの医療に対する造形の深さと、医療者に対する思いやり、メディアを通じて発信したいメッセージなど興味深いお話しをしていただきました。
ディスカッションでは、国民のみなさんへのドクターヘリの理解を広く深めていただいたことに感謝の気持ちを伝えさせていただきました。
フライトドクターであり、コードブルーの大ファンである自分にとって、忘れられない学会となりました。
(残念ながら記事にあげる写真がありません。)

志馬先生をはじめ、広島大学救急医学のみなさま、お疲れ様でした。
大変楽しい地方会でした。ありがとうございました。

2018年5月3日木曜日

防災ヘリとの協働

多田です。

先日、自分がドクターヘリの当番日に県内の消防本部から出動要請がありました。
高所からの転落の患者さんです。
救急要請の内容から重症であると考えられるため、救急隊現着前の要請となりました。
ドクターヘリが現場上空に到着前に、傷病者に接触するためにはつり上げ救助が必要と判断されました。
(現場上空です)

要請元消防から広島県防災ヘリ「メイプル」の出動も要請されました。
要請元消防の着陸支援隊のみなさんは、ドクターヘリが着陸できそうな場所にいち早く散水を開始していました。
現場に、ヘリコプター2機が飛行するとミッションが複雑になると判断。
医療スタッフのみ散水してもらった現場直近に着陸し、降機しました。
その後、ドクターヘリは近くのランデブーポイントへ向けて再度離陸しました。


直後に、広島県防災ヘリが上空に飛来し、隊員さん達のホイスト、傷病者の救助が速やかに行われました。

救助が済んだ後は我々医療スタッフの出番です。
患者さんを引き継ぎ、防災ヘリは帰投。
医療スタッフによる診療が開始となりました。

特性の違う2機のヘリコプターを上手に使っていただき、傷病者接触までの時間を短縮することができました。
こんな活動が当たり前の毎日になるよう、1事案1事案を大事に積み上げていきたいと思っています。
広島県防災ヘリのみなさん、要請元消防のみなさん、ありがとうございました。

2018年4月6日金曜日

ラピッドカーの研修

多田です。

当院では、2018年度中にラピッドカー運用開始を行う予定で現在準備中です。
現場に医療スタッフを迅速に送り込み、運行は天候に左右されず、昼夜を問わずに活動できるラピッドカーは病院前救急医療に大きな威力を発揮します。
ドクターヘリは遠い場所まで、短時間で医療スタッフを送り込むことができますが、天候や時間帯に左右され出動できないことがあります。また、ヘリの着陸にはたくさんの消防職員のみなさんのご協力が必要です。
そのヘリの弱点を補うことができるラピッドカーですが、やはり運用開始にあたり、運用経験の長い施設での見学・研修が必須です。

今回、ラピッドカー導入に当たり、責任医師の伊関Drと小川Nsが東京医科歯科大学病院のラピッドカーに同乗させていただく研修の機会がありました。
その際、RCC(中国放送)さんに取材に来ていただき、2018/04/05に放送がありました。
(放送から数日間はこちらでご覧いただけます。)

必ず大きな効果を発揮するものにします。
引き続き、ご理解とご支援をよろしくお願いします。

2018年度始まりました!

多田です。

日常診療に忙殺され、ブログの更新を怠っている間に2018年度になってしまいました。
(病院入り口の桜も満開でした)

(救命救急センターから見える唯一の桜も満開でした)


2018年度、当センターの大きな変化は、やはり人事異動です。
広島大学病院から4年間、当院へ出向してくれた板井Drが広島大学病院へ戻られました。
(入職時の写真です)

(複数傷病者事案もありました)

冷静沈着で、広く・深い知識でたくさんの患者さんを救命してくれました。
勤務の都合上、送別会に参加できなかったので写真はごめんなさい。
板井先生、4年間ありがとうございました。

そして、救命救急センターのICU・HCUそれぞれの師長が交代しました。

別れがあれば、出会いもあります。
広島大学病院から、内田先生が当院に来てくれました。
(多田と内田先生)

(紅二点、日下先生と内田先生)

内田先生は4年目の救急医です。
病院前救急医療や、外傷診療、小児重症患者の診療の勉強をしたいと当院での研修を希望してくれました。
実は内田先生、以前にも当科に関わっています。

2014年6月のこちらの記事に登場しているように、2014年。医学生の際に、病院見学で当科へ2週間来てくれていました。それがきっかけで救急医を目指すことになったそうで、我々にとってはうれしいかぎりです。
(向かって右から3番目が学生時代の内田先生です)

こんな感じで新年度、新しいスタッフを迎えております。
今年度は、ラピッドカーの運行も開始します。

進捗状況は追ってご報告させていただきます。
みなさま、今年度も「一歩でも前へ」出て行こうと思っています。
2018年度も県立広島病院 救命救急センターをよろしくお願いします。

2018年3月3日土曜日

患者搬送・安全走行スキル講習会(EMSSD認定講習)に参加しました!

多田です。

先日、三重県鈴鹿サーキットに隣接する、鈴鹿サーキット交通教育センターで行われた、
患者搬送・安全走行スキル講習会(EMSSD認定講習)を
伊関先生と受講してきました。
一般財団法人日本救護救急財団の講習です

現在、県立広島病院救急科では、ラピッドカータイプのドクターカー運行を来年度内に開始するため準備を進めております。
運行開始時は、平日の日中のみの運行を予定しており、運転手は緊急走行経験のある、消防職員のOBを採用予定です。
運行実績が積み重なれば、徐々に時間帯・日数を増やしていきたいと思っております。
ただし、多数傷病や事案や災害は平日日中だけ起こるものではありません。
すると、ドライバーさんがいないとドクターカーがあるのに休日・夜間の出動ができないことになります。
多田は、5年前にHEM-net研修でお邪魔した、千葉北総病院で天候不良でヘリが飛べず、お手伝いが必要な傷病者がいるのがわかっているのに患者さんにたどり着けなかったという、悔しい経験をさせていただきました。
(HEM-net研修で乗らせていただいた、千葉北総病院のラピッドカーです)

そのため、当院のドクターカーはドライバーさんがいらっしゃらない時に、局地災害や多数傷病者事案が発生した様な特殊な場合、医療従事者が運転して現場に出動できるようにしたいと考えております。
しかし、緊急走行は一般車両の運転とは違い、トレーニングや講習を受けていない人間が突然できるようになるものではありません。消防職員のみなさんは、厳しく先輩から指導され事故のないような運転や運行技術を身につけていらっしゃいます。
一方、一般的な医師・看護師は当然の事ながら、救急科の医師や救命救急センター・救急外来の看護師も緊急走行に関わるトレーニングや講習をほとんど受けていないのが現状だと思われます。
我々は、現在ドクターヘリのスタッフとして現場に出動し、病院前医療の経験を重ねておりますが、そこには頼りがいのある運行会社さん(中日本航空さん)がついてくださっております。運行に関わる調整や、安全確保について、ドクターヘリの先駆的な運行会社として、そして安全管理に関しては医療業界より圧倒的に進んでいる航空業界会社として安全に関する情報提供や講習などしてくださっております。

現在我々が計画している、ドクターカーは病院の事業であり、運行会社は存在しません。
ということは、ドクターヘリで運行会社の皆様にお願いしている安全管理について、我々が責任を持って対処しなくてはならないのです。
ドクターカーを開始するにあたり、もっとも避けなければならないのは現場に出動するスタッフが事故に遭うことです。出動スタッフが事故に遭うと、傷病者数が増え医療スタッフが減るというもっとも「まずい結果」になってしまいます。
そこで、ドクターカーのスタッフは病院前にでるにあたり、なんかしらの緊急走行に関わる勉強をした方がいいのではないかと考え、今回救急科医師2名で講習会に参加させていただきました。
当初は、「患者搬送・安全走行スキル講習会」というタイトルでしたので、救急医が参加させていただくのは場違いかな?思っておりました。

(鈴鹿サーキットに隣接した会場です)

(たくさんの教育用車両が止まっていました)

3日間の講習会に参加させていただきましたが、結果、「非常に、非常に有意義な講習会だった」と感じております。患者さんの病態に合わせた搬送についての勉強はもとより、安全に走行するための理論と実車による体験だけではありません。安全に車から降りる方法、車両の点検の方法など、病院前に出動する可能性のある人たちに安全確保の方法をしっかり教えていただきました。

(鈴鹿サーキットの食堂へ続く地下道です)

鈴鹿サーキット交通教育センターのみなさんも、日本救急救護財団のみなさんもそれぞれの立場から、それぞれの受講生の立場を鑑みていただき、どう活動するべきかについてたくさんの大事なことを教えてくださいました。
講習会中から、伊関先生と
「この講習会は、病院前で医療活動を行う医療者すべてが受講するべきではないですかね?」
と話をするほどたくさんの大事なことを教えていただき、体験させていただきました。
医師の参加は今回が初めてだそうです。
(レーシングカーのシートです)

非常に有意義な研修会でしたので、病院前救急医療を提供する医療スタッフの方々にも、緊急車両を運転することがなくても全員受講してもらいたいなと思える内容でした。
さらに、会場が鈴鹿サーキットの敷地内ですので、余計にテンションが上がりました。

この貴重な経験を来年度から始まる当院ドクターカーの安全運行に活かして行きたいと思います。
日本救急救護財団のみなさん、鈴鹿サーキット交通教育センターのみなさん
ご指導ありがとうございました。教えていただいたことを活かして、
安全にドクターカーを運行していきたいと思います。

2018年2月26日月曜日

CSさんの送別会

多田です。

先日、広島市消防航空隊のみなさんが主催の送別会がありました。
送別される方は、広島県ドクターヘリのCS(Communication Specialist)である、奥田さんです。奥田さんは、広島県ドクターヘリの運行会社である、中日本航空のCSさんで、3年前?から広島県ドクターヘリCSの責任者として、広島に引っ越しし働いていただいていました。
ちょうど、広島基地が新しくなったタイミングだったでしょうか。
奥田さんが広島に赴任された時期は、ちょうど広島県ドクターヘリが導入の混乱を過ぎた時期でした。

持ち前のコミュニケーション能力と、だれにでも好かれるお人柄で、広島県の救急ヘリコプターに関わるたくさんの方々とプロフェッショナルなコミュニケーションを発揮していただき、今までできなかったことや、新しく始めることを上手にコーディネートしていただきました。
我々、医療者の話・思いをしっかり聞いていただき、医療者との共通認識を意識した活動をしていただきました。
広島県で使えることができる、たくさんの救急ヘリコプターの調整もうまくやってくださいました。
(小川Nsより花束贈呈です)

その業績を示すかのように、送別会には広島市消防ヘリ・広島県防災ヘリのみなさんと、病院関係者が集まり、楽しい送別会になりました。
(消防航空隊Mさんからのプレゼントです)

なぜ送別会なのに楽しいかというと、ドクターヘリのCSさん達は出張でいろいろな場所のCSを担っており、奥田さんは来月もおそらく数日は広島基地のCSシートに座って変わらず、仕事をしていらっしゃるはずだからです。
(人望の厚さを感じます!)
奥田さんお疲れ様でした。
引き続き、よろしくお願いします。