2017年3月31日金曜日

旅立ち

多田です。

年度末になり、職員の異動があります。
それぞれ、転勤したり転職したりと理由はまちまちですが、残されるものとしては、寂しい限りです。

まず、救急科のスタッフとして2年間働いてくれた、儀賀先生が異動になります。

儀賀先生には、至らない自分のフォローをしてもらったり、山陽自動車道八本松トンネル事故に一緒に出動したりしました。(その時の記事はこちら

救命救急センター看護師の異動もあります。

また、この2年間は小児救急・集中治療に関わる部分としては、小児科玉田先生先生、白石先生、松本先生初期研修医の伊東先生、洲澤先生と多田を中心に、内因性外因性を問わず救命救急センターに入室した「小児」を「チーム」で診ることができました。

救急外来の小児初期対応の勉強会も、このチームで始めることができ継続しています。

(救急外来でシミュレーションしました)

この「小児班」のメンバーも、松本先生、多田以外は移動になってしまいます。

(送別会は盛り上がりました)

(学生時代の病院見学から早3年。立派な医師に成長しました)

せっかくできたチームが解散するのは残念ですが、移動になるメンバーがさらに成長して再び「小児班」を結成できる日を楽しみにしています。

みなさんの、新天地でのご活躍を願っています。
お疲れ様でした。

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2017年3月29日水曜日

北へ、東へ、西へ、東へ

多田です。

先日、ドクターヘリの当番日に4件の要請をいたただき、すべてに出動することができました。

その一日を振り返ります。

広島ヘリポートに出勤して、準備ができた直後に要請がありました。
島根県からの要請で、高齢者の意識障害事案です。
キチンと救急隊現着前要請がなされ、広島ヘリポートから時間はかかりますが早期医療介入ができ、島根県立中央病院で収容していただきました。

広島ヘリポートへ約30分かけて帰投中、次事案の要請が入ります。
東広島市で中毒事案の要請です。
長距離フライト後でもあり、給油が必要なため一旦広島ヘリポートに着陸し、給油中に情報収集と医療資機材の補充です。
給油後に速やかに離陸し、ランデブーポイントを目指します。
ランデブーポイントの救急車内で患者さんを診療し、処置ののち当院へ搬送します。
現場の救急隊のみなさんにきっちり、ちゃきちゃきお手伝いしていただき、現場滞在時間を短縮してくれます。
なんだかアットホームな感じがあるなと思ったら・・・
昨年のトンネル火災事故で一緒に活動したみなさんでした。
久しぶりの再会で、非常にうれしかったです。

当院へ搬送後、広島ヘリポートへ帰投しました。

時間はお昼の12:00です。ちょうどお昼ご飯の予定でしたが・・・・
今度は山口県の岩国消防から意識障害の事案でヘリ要請です。
ランデブーポイントの救急車内で診察し、脳血管障害が否定できない状態です。
血圧コントロールを行いながら、徳山中央病院で収容していただきました。

長距離フライトの連続で、ややヘリ酔いを感じながら広島ヘリポートへ帰投しました。
やっとお昼ご飯です。

その後、3件の記録中に再び要請が。
竹原市の外傷事案の要請でした。
竹原消防裏のランデブーポイントへ着陸し、救急車内で外傷初期診療開始しました。

興生総合病院に収容要請し、快諾いただきました。
ヘリ搬送し、広島ヘリポートへ帰投しました。

休日にもかかわらず、すべての病院に快く受け入れていただき非常にありがたかったです。

広島県ドクターヘリとしては比較的忙しい一日のご紹介でした。

ただ、HEM-Net研修中にお邪魔した千葉北総病院では、1日8件出動させていただいたりしましたので、4件でヘトヘトになっていてはまだまだ甘いですね。
必要な患者さんに、必要な病院前救急医療が提供できるよう、これからも活動を続けていきます。

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2017年3月20日月曜日

コードブルー 3rdシーズン!

多田です。

とうとう長い間願っていた事が実現します。
日本にドクターヘリが根付くきっかけとなったテレビドラマ、「コードブルー」の3シーズン目の放送が決まったようです。

出演は、1stシーズン・2ndシーズンに引き続き、
・山下智久さん
・新垣結衣さん
・戸田恵梨香さん
・浅利陽介さん
・比嘉愛未さん です。
これだけ豪華なメンバーの再結成は難しいんじゃないか?と思っていましたが、実現します!
5月から撮影スタートで、9月の月9で放送だそうです。今から楽しみでしょうがないです。

小児科医出身の自分は、救急医として働き始めてからこのドラマをじっくり見るようになりました。繰り返しなんども見ていますが、最初は感動して毎話泣きながら見ていました。2シーズンとスペシャルをDVDで繰り返し見て、救急医としての考え方や働き方、ドクターヘリについてのノウハウなどを勉強させていただきました。
未だに現場に出動する際に、「あのシーンのあそこで黒田先生が言っていたあれだな。」と思いだし、実際の活動に活かさせていただいております。

また、NPO法人HEM-Netにご尽力いただき、スタッフがドラマの医療監修をされていて、ロケの現場となっていた日本医科大学千葉北総病院でドクターヘリ搭乗医師研修を1ヶ月間受けさせていただきました。その際、
「ここ山Pが走ったところじゃん!」
(ここをヘリに向かって走るのが夢でした!)

「ここ山Pとおばあちゃんが話をしていたタクシー乗り場じゃん!」
(わかる人にしかわからないタクシー乗り場です。)


(ちょっと珍しい2機のMD902、北総機・君津機です)

「ここガッキーが座ってた手すりじゃん!」
(後に少しだけ手すりが写っています)

「この汚れたぬいぐるみは、外傷の女の子がもっていたジョンじゃん!」
(わかる人にしかわからないジョンです)

ってテンション上がったことが未だに忘れられません。
今回も、我々の魂を揺さぶる様なすばらしいドラマになることを期待しています!

出演者のみなさま、スタッフのみなさま、医療監修のみなさま影ながら応援しております!

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2017年3月12日日曜日

小児周産期リエゾン養成研修

多田です。

2017/02/18 東京都立川市にある国立病院機構災害医療センターで行われた、
「小児周産期リエゾン養成研修」に見学者として参加してきました。

研修参加も考えましたが広島県からは2名しか受講できないため、小児科医であり、救急医であり、統括DMAT隊員であり、フライトドクターである「中途半端」な自分が、研修を受けさせていただくよりも、
是非、普段災害医療に関わることが少ない、新生児科・産婦人科の先生方に研修を受けていただきたいと思い、研修は辞退させていただき見学者としての参加となりました。


成人の患者さんを中心として構築されたDMATや災害医療体制では、特別に考慮する必要がある小児・新生児・妊産婦の対応が難しいことがあります。
これまでは小児科の先生方、産婦人科の先生方がそれぞれ対応していただいております。
ただ、小児・新生児・妊産婦の方々もDMATを中心として提供される超急性期の災害医療の恩恵を受けるべきです。

今回の研修は、西日本を中心とした新生児・妊産婦を主たる診療対象としていらっしゃる小児科・産婦人科の先生方を中心とした受講者を対象に行われました。
丸一日、座学と机上シミュレーションでハードな内容でしたが、みなさん各県の代表として選ばれたメンバーですので、熱心に取り組まれておりました。

「1つのことを追求することで救命・治療できる患者さん」もいますが、
「いろんな知識をもち、いろんなことができることで救命・治療できる患者さん」
もいます。
災害時においては後者に当てはまる患者さんが確実にいらっしゃいます。

各分野のエキスパートであるみなさんに、災害医療のことを知っていただくことで
「救えたはずの災害死」を可能な限り減らしていきたいです。

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2017年3月2日木曜日

航空医療学会認定施設に認定されました!

多田です。

当院が「日本航空医療学会認定施設」に認定されました。
ドクターヘリの協力病院としての活動と、
それ以前からの消防・防災ヘリのドクターヘリ「的」運用での活動を学会に認めていただきました。

同時に、個人としても「日本航空医療学会認定指導者」として認定していただきました。

これからも、認定施設・認定指導者として恥ずかしくない活動を心がけて行きたいと思います。

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