2015年6月26日金曜日

第29回小児救急医学会学術集会に参加しました。

多田です。

2015/06/12-6/13に埼玉県さいたま市で開催された、第29回小児救急医学会学術集会に参加しました。

全国から、小児救急に関わるみなさんが集まり、一同に回する、自分にとってど真ん中の学会です。
前日入りし、両日とも朝一のセッションから、参加させていただきました。

1日目のワークショップでは、実際の症例について、会場全体で悩むことができたり、2日目のワークショップでは、前振り通りのご指名を受けたりで楽しいワークショップでした。
特別講演や、教育講演も一般演題も「聴きたい!」と思う演題が多く、楽しい時間を過ごさせていただきました。

自分が小児科医だった、10年ほど前までは、正直「救急なんて面倒くさい」としか思ってませんでした。その頃、自分の頭に思い描いていた救急とは、「休日・夜間外来診療」でした。

それから10年経って、気がつけば、救急医になっている自分がいます。
今回の学会で強く感じたのは、「休日・夜間外来診療」のことではなく、成人と同様の「小児救急医療」を語ることができる人たちが増えたことです。
自分が思い立って、広島から長野へ単身集中治療を勉強しに行った、7年前にはそんなこと考えている小児科医なんて、ほんのちょっとしかいなかったのに。
非常にうれしいです。


小児を取り巻く、時代の大きな流れを感じるとともに、やっぱりそろそろ、一緒に「こども」をやってくれる仲間ができて欲しいなと強く感じた学会でした。

(当院では常に救急医を募集しております。それぞれの経験を元に、層の厚い救急科を目指しておりますので、興味のある方は是非ご連絡ください!)

全国各地でこども達のために頑張っている、たくさんの「同志」達と交流でき、しっかり充電させていただきました。
(千葉・愛知の同志達と)

充電した分は、しっかり広島で放電して、良い仕事していきたいと思います。
学会でお世話になった皆さん、ありがとうございました。

2015年6月21日日曜日

うれしいプレゼントをいただきました。

多田です。

先日、長く救命救急センターへ入院されていた患者さんから、差し入れをいただきました。
箱を開けると・・・
(きちんとEC135のデザインです)

なんと、ドクターヘリのクッキーです!!
デザインもしっかり、我らが「EC135」のものです。

「もったいないな」と思いながらも非常においしくいただきました。
ありがとうございました。

ちなみに、作っていただいたのは、こちらのお店だそうです。

「Lisa'sCake Market」神奈川県横須賀市安浦町1-8-3

2015年6月13日土曜日

処置拡大2項目の研修

多田です。

「救急救命士による、病院前処置拡大に関する研修」が、広島市消防局・救命士養成所で行われました。

4日間の日程で、最終日にシミュレーションが組み込まれております。
今回、5月に2回、シミュレーションの総括をするために参加させていただきました。

みなさん、熱心で優秀な救急救命士さん達なので、ショックの認識と、クラッシュ症候群の可能性から、静脈路確保の判断やは、全く問題ありませんでした。
これまでは、救急救命士は、「心肺停止となった患者さんに対してしか、静脈路の確保ができなかった」のですが、これからは、心肺停止「前」の患者さんにも、点滴ができるようになります。

広島市消防局では、先行的に実習と認定が進んでおり、すでに認定されている救急救命士さんが、現場にたくさんいらっしゃいます。
2014年8月20日に発災した、土砂災害では、倒壊した家屋の下に長時間挟まれている患者さんに対して、救急救命士による静脈路確保がなされ、救助の際の心肺停止を免れた患者さんが複数いらっしゃいます。

病院前からの、治療スタートの前倒しで、これからたくさんの患者さんが救命されるようになります。
非常に心強いですね。

2015年6月7日日曜日

日本一!!

看護師 北尾です
久しぶりの投稿になります。
今回は当院スタッフが偉業を成し遂げましたので、皆さんにご報告です。



なんと、、、、、


日本一 です




このたび、当院スタッフの精鋭たちが
レールダルQCPRキャラバンに参加しました

QCPR全国キャラバンALLダイジェスト動画はこちら

そして、このチームの動画がこちら↓


このQCPRキャラバンは、「質の高いCPRの啓蒙」を目的とした活動です。
病院チームは5人一組で、15分間の胸骨圧迫と換気をいかに正確に行うかというものです。(細かい採点基準があります)

全国30都道府県 病院チーム38チームの中で優勝という結果でした。




彼らは当院のBLS教育を主体的に行っているメンバーです。
ノリ で参加したQCPRキャラバン。
事前準備などは全くせず、直前に話していたことといえば、
「はやく終わらせて、飲みに行こう!!」って話してたくらいだそうです。

優勝するなんで全く思っていなかったとのことでした。


当院スタッフへのBLS教育も自信を持って最高のCPRを教育し続けることができます。
引き続き、院内蘇生教育の質の向上に努めていきます。


それではもう一度、日本一のCPRを御覧ください
Team心呼急
↑この動画、おふざけがすぎますが、レールダルの人が「他のチームが真面目なので、面白い動画をお願いします」って言ってきたので、こんな動画になったようです。

------------
追記:
編集長の多田です。
Facebookで、顔なじみの救急救命士さんからいただいた、「Team心呼急」の代理表彰の画像をいただきましたので、アップしておきます。
2015年度臨床救急医学会の会場で、当センター長が代理で表彰していただきました。

ちなみに、「Team心呼急」とは、心肺蘇生委員会」「呼吸サポートチーム」「急変対応チーム」の頭文字をとって命名されたようです。

2015年6月4日木曜日

PFCCSにインストラクター(仮)として、参加させていただきました。

多田です。

2015年5月23日、24日と、大阪で、PFCCSが開催されました。

昨年の5月に受講させていただき(その時の記事はこちら)、その際、インストラクターを志しました。
昨年の8月にはプレタスクとして参加させていただきました。(そのときの記事はこちら
今年度5月に、大阪でインストラクター(仮)として参加させていただきました。

場所は、昨年自分が受講させていただいた、大阪市立総合医療センター。


2日間のスケジュールで、初日は「人工呼吸」のスキルステーション(実技をするセッション)と、「輸液・電解質」の講義を

2日目は、「患者搬送」のスキルステーションを担当させていただきました。
(スキルステーション中です)

初めてのインストラクションで、不安がいっぱいで、先輩のインストラクターのみなさまに、また、慣れないインストラクションで、受講生のみなさんにも大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

知っていて、わかっていることと、それを人に伝えることが全く別物であることを、痛感した2日間でした。
2日目終了後は、ぐったりで広島へ帰りました。
(熱い小児科医と1年ぶりの再会です)

引き続き、インストラクター(仮)として参加させていただきます。
関係者のみなさま、温かく見守ってやってください。よろしくお願いします。