2013年7月31日水曜日

熱い想いは共通

多田です。

当、救命救急センターには、毎年たくさんの救急救命士さん達が、病院実習にいらっしゃいます。
その中には、現場で日々バリバリと働いていらっしゃる方も、これから救急救命士になる方もいらっしゃいます。
先日は、府中町消防からMさんが、就業前の病院実習に来られました。
救急救命士の国家試験に合格し、実際現場で働く前の研修です。期間はほぼ1ヶ月。

(同じ歳です)

話せば話すほど、仕事に対する「熱さ」が伝わってきて、さらに自分と同じ歳!
どんな仕事をしていても、同じ年代の考えることって似てますね。
異職種の「熱い人」と接することで、年々冷えそうになる自分の「熱さ」をなんとか維持して行きたいと思っています。

2013年7月28日日曜日

日々の準備が大事です。

多田です。

2013年5月から、広島県ドクターヘリが本格運航開始となりましたが、それまでの「消防防災ヘリのドクターヘリ"的"運用」も継続しております。
しかし、今まではいなかった、「病院前医療の専用スタッフ」が広島ヘリポートに常駐していますので、やはり「ヘリ的」運用の出番は少なくなっています。

(やっぱり専用機・専用スタッフの力は大きいです)

しかし、重複要請の際は当院か、広島大学病院のスタッフが、ヘリ「的」運用で現場に出動します。
そのための、搬送用バックの点検は日々、当センターの看護師によっておこなわれています。

時折、バック内容の見直しも行って、より軽く・より使いやすいように変更しております。
(フライトナースのY看護師と次を狙っているK看護師)

出動に備えて、日々の準備が大事です。

2013年7月25日木曜日

院内急変対応シミュレーション

多田です。

先日から、救急科の佐伯先生と救命救急センター・救急外来の看護師達が中心になって、院内の各地で「院内急変対応シミュレーション」が開催されています。

病院に入院していらっしゃる患者さんが、入院中に症状が急に悪くなったり、外来受診の患者さんが検査の途中で急に調子が悪くなったり、と病院内ではある一定の確率で「急変」が起こります。それも、病院外と比べて高確率に。

どちらの部署のスタッフも、やはり普段の業務と異なる「急変時の対応」に関しては、自信がなく、少なからず慌ててしまいます。
その慌てることを、シミュレーションを繰り返すことで、落ち着いて対処できるようになるのが目的です。

(急変時駆けつける役で緊張気味の研修医B先生)

また、実際に患者さんが急変した想定で、道具の用意をしたり、状況に応じた人数設定をすることにより、実際に起こる前に準備しておくべきこと、改善しておくべきことなどが浮かび上がってきます。
それを事前に解決しておくことで、少しでも余裕を持った対応ができるよう、各部署で準備をしています。
(B先生と一緒に駆けつける研修医役のT先生)

院内各所で行われていますので、是非たくさんのみなさんに参加していただき、落ち着いた急変対応ができるようにしていきましょう!

2013年7月22日月曜日

広島県の名所

多田です。

広島県は昨年、「おしい!広島県」というキャッチフレーズで、宣伝キャンペーンを展開していました。

広島いいところですよー。
広島県内には、訪れていただきたい場所ががいくつもあります。

(見にくいですが、原爆ドームと広島城が見えます)

そのうちいくつかは、ドクターヘリで患者さんを病院に搬送したあと、広島ヘリポートに帰投する際に、上空から見ることができます。

(新旧の音頭大橋です)

「おしい!」「おいしい!」の一歩手前です。
広島県ドクターヘリも、「おいしい!」を目指して、がんばります!

2013年7月18日木曜日

ヘリポートへの出勤方法

多田です。

広島県ドクターヘリは、全国でも珍しく、病院ではなくヘリポート待機で運航しています。そのため、現在は一旦広島大学病院に出勤し、そこから薬剤や資機材の補充物品を手にヘリポートにタクシーで出発します。

(「つばめ交通」さんにお世話になってます)


(すべてではありませんが)薬剤や物品の在庫管理も医療スタッフの仕事です。
遅くても8:30にはスタンバイできていないいけないので、朝の準備は大忙しです。

大学病院からの所要時間も、休日は10-15分程度ですが、平日だと出勤のラッシュと重なり20-25分程度かかることもあります。
大学病院を遅くても7:30には出発することになっていますが、ほとんどのスタッフが早めに集合して、早めに出発をしています。

このような出勤方法ですので、起床時間は普段の仕事より早くなります。

(スタンバイ終了後のヘリポートです)

せっかく早起きしてますので、ヘリポート待機での運航のメリットである、「ヘリの目の前でスタンバイしている」ことを生かして、「要請から離陸までの時間」が全国でもっとも短い、「攻めのドクターヘリ」でありたいと思っています。

2013年7月15日月曜日

広島圏域メディカルコントロール協議会 第1回症例研究会

多田です。

先日、2013年度 広島圏域メディカルコントロール協議会 第1回症例研究会に検証医師として参加させていただきました。


検証会では、毎回救急活動のさらなる改善方法や、経験の共有を目的に、数例の救急搬送事例検討が行われます。
今回は、「新生児の重症頭部外傷」「超低出生体重児の骨盤位分娩」「エピペンを使用したハチによるアナフィラキシー」の3症例でした。

新生児の症例では、日頃、新生児を見慣れていないと、評価が難しいという意見が大多数でした。

<新生児や乳児をはじめ、小児の評価は難しいですが、難しいからやらなくていいわけではありません。>
どうやったら、きちんと評価できるようになるかを考えて、方法を少しお話してきました。

こども好きな救急医として、いつの日か、

(消防局の1階にはこんな展示もありました)

「大人と同じように、こども達が救急医療を受けられることを願って、少しずつ努力していきます。」

2013年7月12日金曜日

U先生おつかれさまでした。N先生よろしくお願いします。

多田です。

4月から3ヶ月の予定で救急科研修中だった、小児科のU先生が研修期間を終了し、次なる研修先、新生児科へ旅立って行きました。
その終了前には、救急科恒例の「全部トッピング」の卒業試験があり、楽々クリアしました。(そばとうどんの量が少ないのでほんとは不合格なんですが・・・)

(ソースの香りが医局に充満します)

(1枚注文したはずですが、容器は2つです)


大人の救急を見たからこそわかる、こどもで本当に必要とされている救急の形が、感じてもらえたかなと思っています。
3ヶ月間お疲れ様でした。また一緒に働ける日を、首を長くして待ってます。

そして、入れ替わりに福井大学医学部附属病院からN先生が、1年間の予定で救急科に研修に来てくれました。

(N先生です)

広島出身で、大学の同級生も多い当院でERで身につけた広い守備範囲を発揮してくれると期待しています。
N先生、1年間よろしくお願いします。

2013年7月11日木曜日

おかげさまで、100000ページビュー達成!

多田です。

このブログを始めてから、1年1ヶ月。
今年度のドクターヘリスタートから、ニョキニョキとページビューが増えていき、おかげさまで、100000ページビュー達成しました。



おそらくそのうち8割以上は、身内だと思いますが・・・。
わかりにくい自分たちの仕事を、少しでもわかっていただける機会になればいいなと思いこれからも続けて行こうと思っています。


末永くよろしくお願いします。

2013年7月6日土曜日

天候不良

多田です。

7月になり、広島県ドクターヘリも運航開始から2ヶ月を過ぎました。
6月の広島県ドクターヘリ運航状況が、広島県のページにアップされています。

要請件数が31件で、出動が22件となっております。
未出動の内訳に、天候不良が5件あり、梅雨時期のヘリコプター救急の難しさを感じます。

今日(2013/07/06)も、天候が不安定で、朝の天気は

(多少晴れ間が見えます)

こんな感じでしたが、徐々に雨雲がやってきて・・・・

(土砂降りと雷です・・・)

こんな感じで、現在出動できない状態になってしまいました。

でも、晴れ間がでれば出動の可能性がありますので、ヘリポート待機は継続です。
ドクターヘリ当番の日は、毎回天気予報が気になります!

2013年7月2日火曜日

ドクターヘリのサポーター

多田です。

先日、広島市内のショッピングモールに行った時に、どこかでみたようなマークを見つけてお店に吸い込まれました。

(例のゲームに出てくる、対立する教団のマークではありません)


そうです、スイスのナイフメーカー「VICTRINOX」のお店でした。
「VICTRINOX」さんは、自分のHEM-net研修先である、千葉北総病院ドクターヘリのスポンサーとして、機体にもフライトスーツにもロゴがついています。

(ショーケースを許可を得て撮影させていただきました)

お店のショーケースには、千葉北総のドクターヘリMD902の写真と、我らがEC135の模型が陳列されており、ドクターヘリのロゴの入ったナイフが並んでいました。
売り上げの一部をHEM-netに寄付していただいているそうです。
ありがたいサポーターですね。

「VICTRINOX」のドクターヘリサポートに関する記事はこちらです。