2012年8月30日木曜日

RCCニュース6

多田です。
前回の投稿でお知らせした研修の様子が、本日RCC(中国放送)で放送になりました。


「Drヘリ」についてきちんと放送していただき、ありがたかったです。


見逃された方、広島以外の方は、こちらで簡易版が見られますので是非ご覧ください。
放送後1週間程度しか見られませんのでお早めに!

2012年8月28日火曜日

HEM-net研修 放送決定!

管理人の多田です。
今日は宣伝です。
自分は先月、1ヶ月間、HEM-netのフライトドクター研修で、日本医科大学千葉北総病院の救命救急センターでお世話になっていました。
実は、その研修中にRCC(中国放送)の取材を受けていました。


広島県Drヘリスタートに向けた、研修の様子を取材したいと、わざわざ千葉まで来ていただいて、1日密着していただきました。
正直窮屈な思いもありましたが、来年度から始まるDrヘリのことを、広島県の方にしっかり理解していただきたくて、受けさせていただきました。

当日朝は、こんな曇天でどうなることやらと思いましたが、徐々に晴れてくれて、朝のカンファレンス中の出動に始まり、離陸後キャンセル1回、都内PICUへの転院搬送と3件のミッションでした。
准教授の”松本尚先生”に、直接Drヘリについてお話していただいたりで、非常に濃い内容になっているはずです!
(RCCアナウンサー、小林康秀さんと)
放送日が8/30(木)に決定しました。18:15からの
「RCCニュース6」で放送になります。
見逃してしまった方、広島県以外の方は、放送日の夜からRCCニュースサイト
(http://news.rcc.jp/)でも1週間視聴できるそうです。
よろしければご覧ください。

2012年8月27日月曜日

暑い夏の、熱い研修医!

管理人です。
当院救命救急センターは、主任部長以下7名の救急科専属医師と、初期研修医2年目の研修医の先生達で日々診療を行っています。(+当直帯は各科の先生方の応援も、1年目の初期研修医の先生の応援もあります。)
2012年8月は、県立広島病院の初期研修医2人(M先生、N先生)と、島根大学病院の初期研修医1人(S先生)の3人の研修医の先生達が、頑張ってくれています。
 (研修医3人そろい踏み、後ろ姿ですが・・・)

(カレーがよく似合うN先生)

救命救急センター初日は、だいたいみんな萎縮して、なかなか手が動かないことが多いのですが、徐々に慣れてくるとしっかり診療に参加して、大きな戦力になってくれます。
(指導医K先生と、現場監督K先生の指導の下、胸腔ドレナージ挿入中)


若い先生達の成長をみることができるのも、この仕事の喜びの一つでもあります。
少しでも救急の現場のことをわかってくれて、各科でそれを生かしていってもらえたらなと思います。
そうそう、そのまま、救急科で働き続けるという選択肢もありますので、是非ご検討ください(笑)

2012年8月25日土曜日

地域巡回講演会

先日8/10に、江田島市に行ってきました。
広島の方は当然ご存じでしょうが、念のため。
江田島市は広島市の南に浮かぶ江田島にあります。島の人口は約2.6万人と広島県でも比較的人口の多い島です。
そのため、現在当院で行っている「ドクターヘリ「的」事業」での医師派遣要請も比較的多い地域です。
今回の目的は観光ではなく、「地域巡回講演会」というもののためです。

県立広島病院では、医師,看護師,薬剤師,栄養士,理学療法士などが、地域にお邪魔し、それぞれのテーマに沿った講演会をさせていただいております。
(地域巡回講演会についてはこちらをご覧ください。)

今回の当番は、管理人だったため江田島にうかがいました。
対象は、江田島市にある、小中学校の養護教員の先生方です。
12名(だったと思います。)の参加者のみなさんにお話しさせていただきました。
90分間の持ち時間で、「学童におけるアナフィラキシーの対応」について。
みなさん、真剣に居眠りすることなく最後まで聴いていただいて、頑張って準備した甲斐がありました。
「アナフィラキシーの緊急性」を理解していただけたと思います。
アドレナリンの自己注射薬のトレーニング、

Drヘリの宣伝もさせていただきました。

みなさん熱心で、質問が絶えませんでしたが、帰りの高速船の時間がせまっており、最後まで質問にお答えすることができませんでした。すみませんでした。

スーツが全く、似合ってなく恥ずかしいですが、たまにはこんな仕事もいいですね!

2012年8月22日水曜日

フライトナース研修 〜終了報告〜

管理人です。
当センターから、千葉北総病院へ「フライトナース研修」に行っていた、Oナースが帰ってきました。

早速、ICUで通常勤務です。
2週間の日程で、DrヘリのOJT(on the job training:日本語で言うと実務訓練でしょうか?)が5日間だったそうです。出動回数は、4件・5件・2件・4件・1件、+離陸後キャンセル1件で16件+キャンセル1件だったそうです。
日没間際の置き去りミッションや、重症外傷のミッションなど、たくさんの経験をつんで帰ってきてくれました。
管理人と同じ病院で研修させていただいており、自分が「視てきたこと、聴いてきたこと、感じてきたこと」と同じ経験をしてきてくれたナースがいてくれると、非常に心強いです。
当センターからはこの先、Dr1名・Ns1名が研修に出かけます。研修に行かせてもらったスタッフが、知恵を出し合って「広島県のDrヘリ」をいいものにしていくことができればと思っています。

2012年8月21日火曜日

熱中症にご注意ください。

管理人です。
広島県は、今日も暑いです。
熱中症の患者さんも、ちょくちょく救急外来に搬送になっています。
みなさんお気をつけください。
先日、熱中症の患者さんが救急外来に搬送になった時の一コマです。

当センター長と、内科当直・研修医の先生たちです。
<扇風機>と<霧吹き>で体温を低下させる処置中です。
そのベットサイドでは、センター長から研修医の先生たちに、熱中症のプチレクチャーが。
目の前にいる患者さんに関係することなので、みんないつにもまして真剣です。

2012年8月18日土曜日

前橋赤十字病院 高度救命センター

広島でDrヘリスタートを夢見つつ、日常業務に追われている管理人です。
このたび、「前橋赤十字病院 高度救命センター」さんのブログとリンクを貼っていただきました。

ありがとうございます。
当センター長と、前橋赤十字病院のM先生のDMAT研修がきっかけで実現しました。
群馬県Drヘリの運行病院で、月別の実績をブログに公表していらっしゃいます。
これからスタートの病院としては、非常に参考になり助かっています。
これをきっかけに、仲良くしていただければと思います。
前橋赤十字病院の皆さんよろしくお願いします。

祝! 10000ページビュー!

2012年6月13日よりスタートしました、この「県立広島病院 救命センターブログ」ですが、おかげさまで10000ページビューを記録しました。
のべ10000人のかたに見ていただいたことになります。
比較的(ほとんど?)、身内に見てもらっていることが多いブログの印象がありますが、広く発信していけるように、尻切れトンボにならないようこれからも続けて行ければと思っています。

2012年8月15日水曜日

暑い広島で、それなりに熱く日常業務中の管理人です。
唐突なタイトルですが、今回の投稿は自分が長年思い描いている「夢」についてです。

自分は小児を専門に診療する救急医ですので、やはり「こども達」が入室すると燃えます。
救命センターに入院しなくてはいけない「こども達」はやはり重症度が高く、喜ばしいことではありません。しかし、残念なことですが、重症小児は一定の確率で必ず発生します。そして、発生した重症小児は、一部の地域を除いて「できれば診たくない」と思われながら診療されていることも今の日本の事実です。
自分は、その現状は変えていかなくてはと思って日々診療しています。

自分の「夢」は地方都市である広島から、「重症小児診療の地方都市にあったスタイル」を発信していくことです。
先月までお世話になっていた、千葉北総病院では、年少児の外傷の急性期はがっちりと診療し、その後の亜急性期の集中治療は都内にある「成育医療研究センター」や「都立小児医療センター」のPICU(小児集中治療室)に転院して継続するというスタイルでした。Drヘリと、PICUがあるからこそなりたつシステムで、非常にうらやましいと思いました。

残念ながら、広島県にPICUはありませんし、隣県にも24時間・365日急患を受け入れられるPICUは存在しません。しかし、「PICUという建物がなかったら」「PICUという看板がなかったら」重症小児診療はできないのか?
そんなことはないと思います。
普段は成人を診療している救命救急センターでも、「少しの知識・経験」と「覚悟」があれば、大きなPICUにひけをとらない結果がだせると思っています。

当センターの救命センターは8床のICUを有しています。


「8床のうち2床が小児」

コンスタントにこれぐらいの「こども達」が入室していて、元気に退室していってくれる、そんな救命救急センターになるといいなと日々「夢」をみています。

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一緒に「夢」を叶えてくれる仲間も、24時間・365日受付中です(笑)

・2011年度のICU入室小児症例 40例
 人工呼吸26例、CHDF3例、脳低温療法3
 NO吸入療法+HFO+ V-A ECMO 1
当センターに所属する、小児を専門とする救急医は管理人1人だけです。
自画自賛ですが、比較的頑張っている数字だと思います。
経験は問いません!。一緒に、「やばい」こどもたちを助けてみませんか?

ちょっとでも気になった方はこちらにメールを!!

2012年8月12日日曜日

フライトナース研修 〜途中経過〜

広島で通常業務に戻った管理人です。
現在、当センターのナースが、自分に引き続きHEM-Netの「フライトナース研修」のため、千葉北総病院救命救急センターでお世話になっています。
(HEM-Netって?という方はこちらをご覧ください。)
(管理人もお世話になった北総病院フライトナースと当院のOナース)

Drの研修は短期コースが1ヶ月間なのですが、Nsの研修は短期コースは2週間なんです。
あっという間に、半分終わってしまったようですが、2日間のフライト日に、4件・5件と件数を重ねていると連絡がありました。
(北総病院の平均フライト数は約3件/日だそうです。)
自分が研修させていただいていたときもそうでしたが、「熱い人が来ると、熱い患者さんが来たり忙しくなったりするんですよね。」と、寛大な北総病院のみなさんは歓迎してくれていました。Oナースも同じように歓迎されているのでは、と思って遠く広島から応援しています。
おまけに、すでに<日没間際のミッションで、君津からタクシーで帰院>というミッションもあったようで・・・
今までHEM-Netの研修にきてこんなことになっている(現地に置き去り)のは、うちの研修者だけの様です(笑)
せっかくの機会ですから、できるだけ多く、できるだけ濃い研修をしてきてくれればと思っています。
千葉北総病院の方々、引き続きよろしくお願いします。

追伸:Oさん、研修は全力で、忙しさは、ほどほどでお願いします。

2012年8月9日木曜日

1秒でも早く!

管理人です。
先日、他院から当センターへ患者さんの紹介がありました。
電話の情報では、大量出血でかなり状況は切迫しているようです。
受け入れOKの連絡と同時に、やや押し売り的に「迎え搬送」の必要性を打診してみました。「向こうの病院は、人手も少なくお手伝いに言った方がいいはず!」
そして「1秒でも早く患者さんに接触し治療を開始する。」という病院前救急医療を習ってきたばかりの管理人は、救急車で迎え搬送に出かけました。
Dr2人とNs1人で伺いましたが、ギリギリの患者さんをなんとか病院まで連れ帰ることができました。
さらに、搬送中から院内待機のスタッフと電話連絡し、準備しておいて欲しいことを伝え、時間のロスを減らすことができました。
????
これって、自分がHEM-Netの研修で勉強してきたことそのままでは?

ある番組で、「但馬救命救急センター」の小林先生が言ってました。

「患者さんのもとへ早く着くためには、手段はなんでもいい、ヘリでも、

救急車でも 

近ければ自転車でもいい。」
(写真は研修中にお世話になった、ホテルマークワンCNTの1号機と2号機)

病院前救急医療で大事なのは「1秒でも早く患者さんに接触し治療を開始する。」ことだということを実感できたいい機会でした。

2012年8月6日月曜日

フライトナース研修

先月の管理人の1ヶ月間の、HEM-net研修に引き続き、今日から当院のナースが、日本医科大学千葉北総病院で「フライトナース研修」をスタートしました。
自分にひけをとらない、ヘリ好きで、現場大好きナースですから、さぞかし楽しい研修になることでしょう!

自分が視て・聴いて・感じてきたことと同じ事を、経験してきてくれるナースがいれば心強いです。
頑張ってきてください!応援してますよ。
北総病院のみなさん、よろしくお願いしますね。

2012年8月4日土曜日

外から見るから、見えること

1ヶ月間のHEM-Net研修を終え、自分の職場に戻った管理人です。
北総病院での研修は、自分にとって大きな意味がありました。
救急科で働き始めて2年半、働いたことのある救命救急センターは、県立広島病院だけでしたので、「他の施設がどんな診療をしているのか?」「どんなことを考えて働いているのか?」「病院前医療のスタンスはどうなのか?」など、たくさんのことを見させていただきました。
自分の病院に帰ってきて、久しぶりに働きましたが、いろいろ気づきがありました。


それは、やはり外から自分の施設を見ることができたからだと思っています。
全部、「他の施設がよく」て、全部、「自分の施設が悪い」ということでは当然ありません。各施設・各地域でできる最善で最良のことを目指して、日々頑張っていかなくてはと再認識しました。

<当院、救命救急センターでは、救急科医師を募集しています!>
いつでも、歓迎です。きちんとしたスタッフとして雇用することが可能です。
「一緒に、よりよい救命センターを作っていきませんか?」
興味がわいた方は一度だまされたと思って、ご連絡ください!

メールアドレス:hph.ccmc@gmail.com
担当:多田 昌弘

DMAT技能維持研修

今日は、DMAT隊員の技能維持研修のため、高松に来ています。

DMATは災害時の急性期に、災害医療を提供する医療チームですが、災害の時に動けなくては意味がありません。そのための、定期的な研修です。
今回は、中四国のDMAT隊員が集まって研修を受けています。

災害時に一緒に活動する、同じ地区の方々と顔の見える関係を作るのも大きな目的の一つではと、管理人は考えています。

2012年8月1日水曜日

無事終了しました!

千葉北総病院で研修中だった管理人です。
昨日までで、1ヶ月間にわたるHEM-Net研修無事終了しました。
研修中の記録です。

ラピッドカー
 当番回数:9
 出動回数:7

Drヘリ
 当番回数 オブザーバシート:4回、ドクターシート:3

 出動回数 オブザーバシート:8+1回(うち1件離陸後キャンセル)
      ドクターシート:14






 最多出動件数:8、最低出動件数:1
 離陸後キャンセル数:1
 多数傷病者事案:1
 現場に置き去り事案:1回





飲み会の回数:9





「餃子の王将」の回数:8
みなさんにたくさんかわいがっていただきました。
「視て・聴いて・感じて」きたことを、広島で生かしていきたいと思います。
日本医科大学千葉北総病院の救命センターの方々、朝日航洋の方々、お世話になりました。ありがとうございました。