2016年10月31日月曜日

第23回日本航空医療学会総会に参加しました。

多田です。

更新が滞っていて申し訳ありません。
最近、小児のICU入室が多く「小児救急医」として充実した日々を送らせていただいております。
そんな最中、今年も日本航空医療学会総会に参加してきました。

昨年の前橋に続き、今年は埼玉県川越市で開催されました。
当院のフライトナースも2名参加です。
(当院のフライトナースO川Nsと、H本Ns)

今年4月の熊本地震に関わる、DMATとドクターヘリの演題や、D-call netに関わる演題(D-call netについては、こちらこちらをご覧ください。)、ドクターヘリと地域医療に関わる演題、ドローンやGPS・人工衛星に関わる演題など医療関係者だけでなく、いろんな機関のみなさんのお話しを聴くことができ大変楽しい学会でした。
もともと、救急医は消防・警察・NEXCO・ドクターヘリの運航会社などの方々と接点があり、医師としては比較的他業種の方々とつながっている職業です。
この学会はさらに、自分の普段の業務では関わることが少ない業種の方々との接点があり、自分の「仕事の枠」を広げてもらえる学会です。
2日間、会場に入り浸ってたくさんの楽しい話を聴かせていただきました。

合間には、首都圏で働く同士と一緒に晩ご飯も。
(当院の卒業生N先生)

(当院の卒業生S先生)

たくさんの同業種・異業種の方々から、良い刺激をいただきました。
これからの診療に活かして行きたいと思います。

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2016年10月11日火曜日

2016年度災害対策講演会 「関東豪雨災害の全体像、DMAT活動」

多田です。

2016/10/3、当院で2016年度災害対策講演会を開催しました。
今年度、ご講演いただいたのは日本医科大学千葉北総病院 救命救急センターの益子一樹先生です。

日本DMAT隊員であり、千葉北総病院のフライトドクターである益子先生ですが、我々広島県ドクターヘリのスタートに当たり、HEM-Netフライトドクター研修・フライトナース研修の際、お世話になった当院と関係の深い先生です。
今回は、2015年9月の常総市を中心とした豪雨災害の全体像と、そこにおけるDMAT活動についてご講演いただきました。

会場には、病院スタッフだけでなく、消防職員のみなさんを始め、行政の方、警察の方、NEXCOの方など災害に関わるたくさんの機関のみなさんの参加がありました。

災害対応について、スイッチを入れるのが難しかったこと、ドクターヘリの運用に関するノウハウ、病院避難の際のコツなど、現場で活動した人にしかわからない部分をたくさんお話していただきました。
災害の経験を追体験させていただき、大変勉強になりました。

懇親会には、当院のDMAT隊員・HEM-Net研修でお世話になったフライトナースが参加し、遅くまで話が尽きませんでした。

懇親会の後は、広島新名物「汁なし担担麺」でシメました。

益子一樹先生ご講演ありがとうございました。
災害の経験を共有させていただきましたので、今後の災害対応に活かして行きたいと思います。

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2016年10月2日日曜日

救急救命士ブラッシュアップコース2016

多田です。

更新が滞ってしまってすみません。
今年も「救急救命士ブラッシュアップコース」にお招きいただきました。
このコースは、救急救命士として働いていらっしゃる方々を対象に、講義・シミュレーションを交えたコースで、自分は「小児救急」のシミュレーションを担当させていただきました。(昨年の記事はこちらです。)

うろ覚えですが、自分が最初にこのコースにお招きいただいたのがおそらく4年前。
今回で5回目になると思います。
最初は、いろんな疾患を想定してたくさんの症例を準備して、それぞれのチームに異なったシナリオをお願いしていたのですが、自分が伝えたい事がキチンと伝わるよう、すべてのチームに同じシナリオをシミュレーションしていただきました。
「小児を成人と同様の傷病者として扱うこと」
その上で、「小児の特徴に応じた観察や処置ができるようになること」
を目標にしました。

このコースが始まった頃と比べて、酸素投与をためらったり、バックボード固定を行わずご家族にだっこさせての搬送など、不適切と思われる対応がほとんどなく救急救命士さんたちのレベルが上がっていることがよくわかりました。

今後も重症なこども達を救命するために、病院前から続く一貫した救護・診療のため、繰り返しシミュレーションを続けて行かなくてはいけません。
参加された皆さんお疲れ様でした。シミュレーションで経験したことを是非、現場で活かしていただけたらと思います。お招きいただきありがとうございました。

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