2013年6月29日土曜日

健康診断

多田です。

先日、院内の健康診断がありました。
自分は大丈夫ですが、医療従事者の中には、採血や点滴がだめな人が意外とたくさんいます。
医学部の授業中に、お互いの血液を採取しての実験があるんですが、真っ青な顔をしていた同級生がたくさんいたことが忘れられません。

院内の健診の日は、採血あとの絆創膏を、ちょっとだけ誇らしげに歩いている人がいろんな部署で見られます。

(自分は平気です)

たまには、患者さんの立場になってみるのって、いいと思います。

2013年6月27日木曜日

救命救急センター勉強会  ~低体温療法~

多田です。

2013/06/26は今年度からスタートしている、「救命救急センター勉強会」でした。
毎月2回。毎回テーマ毎に医師・看護師それぞれが担当します。
今回のテーマは、「低体温療法」

(U先生とO看護師です)

小児科から救急科研修中の、U先生と、フライトナースO看護師の担当でした。
医師・看護師それぞれの視点から、低体温療法についてわかりやすいプレゼンでした。

(救命の連鎖の最後の輪の部分の話です)

今年度から導入された、体温調節に使う「Arctic Sun」という医療機器についても、機械に詳しいH看護師から説明がありました。

勉強会、地道に続けて行きます。


2013年6月24日月曜日

レスキューヘリ

多田です。

先日、本屋さんをウロウロしていたらこんな雑誌見つけました。



うれしくって即購入しました。
うれしかった理由ですが、

まず1つ目ドクターヘリのページがあったこと。
そこには見覚えのある、北総病院のI先生の姿が・・・
「Shock & Trauma」のフライトスーツ、やっぱりかっこいいですねー。

2つ目、
広島県防災航空隊の特集が載っていたことです。

その記事の中には、広島県ドクターヘリスタートの段階で、消防のご意見をいただいていた、「元」広島市消防航空隊・H隊長さんが!!

スタートに向けての準備段階で、消防の意見をしっかり話していただき大変参考になりました。防災ヘリでの救急活動ではこれからもよろしくお願いします!

3つ目、
救急医療のページでは、広島県防災航空隊と当センターの佐伯医師・M看護師の後ろ姿が!

でも本当はこんなヘリコプター救急が、なんの珍しさもなく日常にになることの方がいいはずです。そんな未来が実現できるように精進します。

勝手に宣伝します。
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日本のレスキューヘリ
ミッションは人命救助
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2013年6月22日土曜日

うれしいお客さん

多田です。

救命救急センターには、時折「うれしいお客さん」がやってきてくれます。
それは、以前救命救急センターに入院されていた方です。
病院の中で、一番重症度の高い状態だった患者さんが、元気になって顔を見せてもらえることは、医療者にとってこの上ない喜びです。
また、しばらく仕事を頑張る原動力になります。

特に、小さなこども達が事故や、病気で救命救急センターに入院すると、スタッフ一丸となって治療をします。(大人で手を抜いている訳ではありません。)その後、元気になって救命救急センターに遊びに来てもらえると、見違えるほど元気になっている事にみんな驚き、そして「頑張ってよかった。」と思います。

(現在、救急科研修中の小児科U先生)

先日も、交通事故で救命救急センターへ入院していた、小学生が歩けるようになった姿を見せに来てくれました。退院の時は車いすだったのに!。
こども達の回復力にはいつも驚かされます。

2013年6月20日木曜日

夜の救命救急センター

多田です。

夜の救命救急センターです。

(停電ではありません)

救命救急センター・ICUは、1日中、明るい室内のイメージかと思いますが、実は違います。
21:00を過ぎると、必要以外の電気は消して、入院患者さんの日内リズムを作るように工夫してあります。朝6:00までは消灯時間です。



日内リズムが崩れると、患者さんの精神面にも影響します。
 少しでも日内リズムが崩れないような工夫がされています。

「夜は暗くして眠る!」が一番です。
「夜明るいところで働いている」救急医が言うことではないかもしれません(笑)

2013年6月16日日曜日

ヘリポートのメンテナンス

多田です。

先日、ヘリ当番だった日にいつもは6番スポットに止まっているドクターヘリが隣の3番スポットに止まっていました。

(3番に止まっています)

なんでかな?と思っていたら、始まりました。

(ヘリポート関係者の方々です)

ヘリポートのメンテナンスだそうです。


たくさんの方々のご協力で、ドクターヘリは安全に運航されています。
ご協力ありがとうございます。

2013年6月13日木曜日

ブログスタート1周年でした!

多田です。

この「県立広島病院 救命救急センターブログ」を始めたのが去年の今日でした。
なかなか、日常では関わる機会のない
「救命救急センターってところは、どんなところなのか?」
(こんなトレーニングしてます)

「そこで働いている自分たちは何をしているのか?」
(病院前医療も病院での医療もやります)

「ドクターヘリってなんなのか?」
(診療開始までの時間短縮ツールです)

など、記事にすることでお伝えできればと思い始めました。
2.3日に1度のゆったり更新ですが、「継続することに意味がある!」と思い続けています。
この一年で当センターもたくさん新しいこと、いいこと、時に残念なことがありました。
来年の6/13には「2周年」の記事がかけるよう、細く長く続けて行きたいと思います。
よろしくお願いします。

そうそう、ただいま
「24時間・365日で救急医募集を継続」
しております。

「熱い救急医療」をやりたいかた、「重症小児」に興味のある方、ご連絡お待ちしております。
一緒に楽しく働きましょう!

第1回広島県ドクターヘリ検証会

多田です。

2013/6/9 「第1回広島県ドクターヘリ検証会」が広島大学病院で開催されました。
本格運航開始後、約1ヶ月での成果・問題点・課題を話し合うための会でした。
検証会場には、運航に関わる医療スタッフだけでなく、消防機関の方々、受け入れをお願いしている医療機関の方々、広島県の担当者、基地病院の事務のみなさんなどなど。
きちんと把握できていないのですが、100名以上の方々にご参加いただきました。

(たくさんの方にご参加いただきました。)

今回は第1回ですので、フライトスタッフから4症例を発表させていただき、各機関との意思統一をはかるべく意見交換がなされました。

(自分の発表です。)

(M看護師の発表です。)

今回の検証会でもっとも強調されたポイントは「ランデブーポイントが少ない」ことでした。
なるべく患者さんに近い場所、なるべく患者さんに早く接触できる場所を設定する必要があり、それにはまだまだランデブーポイントが足りないことがわかりました。
これからの課題です。

自分が、ドクターヘリ的事業の講習会に参加した際、広島大学病院のH先生がスライドに書いていらっしゃった言葉を今も時折思い出します。
それを聞いたとき、こみ上げるものをこらえるのがやっとだったことを覚えています。
きちんと覚え切れていませんが、
「あと1km飛べば、あと1分早く接触できれば、助けられる患者さんがいる」
その精神で、これからも飛びます!
そのためのランデブーポイントの整備も進めて行かなくてはいけません。

2013年6月11日火曜日

運航開始1ヶ月の統計

多田です。

広島県ドクターヘリは2013/5月1日より本格運航開始し、おかげさまで事故もなく1ヶ月間が経過しました。


広島県のHPに、1ヶ月間の統計がでています。
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要請件数 49件
出動件数 35件
 うち現場出動 27件
 施設間搬送  4件
 出動後キャンセル 4件
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詳しくはこちらのHPをご覧ください。→こちら

当初から予想されていた、島嶼部や中山間地区の要請が多いことがわかります。


まだまだ、これからのドクターヘリですが、ちょっとだけ背伸びをして、頑張って行けたらと思います。
ご協力をよろしくお願いします。

2013年6月10日月曜日

ひろしま発見TV ~県民のみなさんのご理解とご協力をお願いします~

多田です。

広島県ドクターヘリスタートして、1ヶ月が過ぎました。
広島県の担当の方々も、広報に力をいれていただいており、県民のみなさんへの周知をはかっている最中です。
その一貫として、2013/5/25広島県の広報番組「ひろしま発ケンTV」「空飛ぶ救命救急センター」と題して、ドクターヘリの番組を放送していただきました。



われらが「けんたくん」がドクターヘリについて紹介してくれました。
見逃してしまったかた、広島以外に住んでいらっしゃる方は、
「ひろしまけんインターネットチャンネル」で動画を見ることができますので、是非ご覧ください。
広島大学病院のT先生がわかりやすくドクターヘリについて説明していただいています。

2013年6月8日土曜日

救急車を出迎えます!

多田です。

救命救急センターに救急搬送されてくる患者さんは、重症度が高かったり、緊急度が高かったりする患者さんが基本です。

(救急外来の入り口で待ち構えます!)

そのため、救急車が到着すると、必ず救急車まで出迎えることにしています。

(救急車のドアが開いた時から診療開始です!)

一刻でも早く患者さんの診療を開始する・・・
病院前医療の原則と同じですね。


2013年6月3日月曜日

広島高速3号線(広島南道路)建設中!

多田です。

広島ヘリポート勤務をしていると、現在進行中の広島高速3号線(広島南道路)の工事現場が見えます。


広島ヘリポートが、広島西飛行場だったときには滑走路との関係で進めることができなかった工事がちゃくちゃくと進んでいます。

太田川放水路を渡る橋の大きなアーチが2つ、すでに設置されています。
ドクターヘリでは、工事中の「杭」に気をつけながら、安全運航しています。


(右に見える杭に気をつけています。)

2013年6月1日土曜日

見上げて見るドクターヘリ

多田です。

先日のドクターヘリ症例の写真です。自分は院内で当日の責任者でした。
ヘリポートへのお迎えは、レジデントと、研修医の先生にお任せして、自分は救急外来で準備をしておりました。
救急外来の出入り口からヘリの音が聞こえたため、救急外来外に出て、上空を見上げるとこんな光景が。

(ヘリが近づくと先に音が聞こえてきます。)

(県立広島病院の北側からアプローチ中です。)

(普段は見られない光景です。)

普段は上空から見ることが多いですが、今回は見上げる景色でした。