2014年11月15日土曜日

DMAT中国地方実働訓練

多田です。

先日、2014/11/8-9に「中国地方のDMAT実働訓練」に参加しました。
当日は、「山口県内で震度7の地震が発生した」という設定で、中国地方のDMATが参集拠点へ参集し、それぞれの場所でのミッションをこなす訓練でした。

当院からは、センター長率いるチームと、多田率いるチームの2チームで参加しました。

早朝7:00過ぎに病院へ集合し、記念撮影のあと被災地となるはずの山口県を目指します。
(今回の参加メンバー-I業務調整委員)

途中、8:30にDMAT事務局からのDMAT派遣要請のメールが一斉に配信されます。
参集拠点を指示され、チームで話し合った結果、山口県立医療センターを 目指します。

防府付近が震源地の設定だったので、震源地に近い被害の大きいと予想される病院を支援するために向かいました。しかし、DMAT山口県調整本部より、山口大学医学部附属病院の支援に向かうようにと指示され、一路、宇部を目指すことになりました。
一旦ご挨拶させていただいた、山口県立医療センターのみなさんに、事情を説明し、再びDMATカーで出発。

医学祭の気配に誘われて、医学部に迷入してしまいましたが、なんとか到着。

  DMAT活動拠点本部に挨拶の後、病院救護所へ移動。
救護所から、宇部空港SCUへの搬送ミッションを担当することになりました。
重症胸部外傷を設定された、学生さん分する傷病者1名を、宇部空港のSCUへ搬送しました。実際の、外傷患者さんを搬送するのと同様な、パッケージングとストレッチャーの運用を行い、なんとかSCUへ送り届けることができました。


(SCU内部です)

なにが、「なんとか」かと言うと・・・・
我々病院で医療をすることが基本の人間ですので、患者さんの搬送には、慣れていません。
患者さんを運ぶことができる車に乗りつつも、ストレッチャーの動かし方、安全の確保の仕方、固定の仕方など、実際にやってみると難しいことがいっぱいでした。
非常に勉強になりました。
訓練終了後、DMAT隊員全員が、ストレッチャーの出し入れを問題なくできるよう、訓練することにしました。

その後、SCUから再び、山口大学医学部附属病院へ戻り、もう1名の患者さんを SCUへ搬送するミッションを担当することになった段階で、訓練終了となりました。

その後、振り返りの会の前に多少時間がありましたので、桂籐隊員と一緒にドクターヘリの見学に行きました。
遠目で眺めている通行人の方々と一緒に、柵の外から眺めていたら・・・!!!
その日の機長は、広島ヘリポートで何度かお会いしたことのあるH機長でした。
お願いして、桂籐隊員と一緒にヘリの見学させていただき、記念撮影もしていただきました。
(桂籐隊員と多田と山口県ドクターヘリ)

その後、夜の懇親会では、2014/8/20の広島市の土砂災害で一緒に活動した、広島県の他のDMAT隊員の方々と約3ヶ月ぶりの再会を果たし、大いに盛り上がりました。

こんな訓練を繰り返すことで、よりよい災害医療の提供ができればと、実災害の後ですのでより強く感じました。

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