2016年5月24日火曜日

NEW HOPE !!

多田です。

更新が滞ってしまって申し訳ありません。
4月末から、本業の”小児救急・集中治療”の仕事が忙しくなってしまい、なかなかブログの記事を書く時間がとれませんでした。
おそらく、その忙しくなった原因はこの先生が救命救急センターに居るからだとおもわれます。

伊東先生、当院の2年目研修医です。
古くからこのブログを熟読していただいている読者の方は、もしかしたらご存じかもしれません。
2年前の5月、医学部の6年生として、「将来、小児救急をやりたいんです!」と熱い思いをもって当救命救急センターを1ヶ月間見学してくれていた彼女です。
この1ヶ月間は、広島県ドクターヘリ史上、当院への搬送患者さんがもっとも多かった月です。
(その時の記事はこちら

当院での初期研修を選択してくれて、1年次の3月と2年次の4.5月の合計3ヶ月間の予定で、当センターで研修中です。
当初、なかなか”お目当ての?”重症な小児傷病者の診療機会がなく、熱意がくすぶっていました。しかし、そこは持ち前の引きの強さで、4月末から5月にかけて、何年かに1人の「超」重症な小児患者さんが救命救急センターへ搬送となり、初療から集中治療までがっちり勉強する機会がありました。
その間、内因性・外因性を問わず、重症な小児患者さんを診療する機会があり、積極的に勉強してくれていました。

当直も規定の回数をキチンとこなし、重症な小児患者さんがいれば、「自主当直」し、夜間も患者さんの変化を見逃さないよう、ベッドサイドに張り付いていました。

また、消防・防災ヘリによる医師ピックアップでの現場出動にも複数回搭乗し、


(「A.B.C.D、A.B.C.D・・・」)

広島県ドクターヘリのOJTとしての出動も果たしました。
(「A.B.C.D、A.B.C.D・・・」)

(ドクターヘリと記念撮影)

特殊な環境である、病院前・ヘリコプター内・救急車内でも自分ができることを探し、
指導医を押しのけて患者さんの診察をし、救急医としての患者さんへのアプローチを必死で勉強していました。

頑張りすぎて、「ぎっくり腰」になってしまったり、センターの控え室で死んだように眠っていたりと、話題に事欠かない存在です。
(貴重な2ショット)

熱意にやられて、指導医=多田が「尿路結石」で救急外来を受診するハメになったことは秘密です。

いつの日か、「小児救急医」として一緒に働ける日が来ることを楽しみにしています。

救命救急センターでの研修も、残りあと1週間ですが、お手柔らかにお願いします!

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