2016年2月21日日曜日

スキー場への出動:消防ヘリでの追加医療者派遣

多田です。

今年は暖冬といわれますが、年末からスキー場には雪があるようです。
広島県の北側は、中国山地に位置し、たくさんのスキー場があります。
冬になると、ウインタースポーツ好きの当院スタッフも、スキーやスノーボードに出かけていきます。
(湖も凍っています)

たくさんの方が、スポーツしているって事は、そこで事故が起こる可能性もあがります。
ということは、広島県ドクターヘリとしては、冬場にスキー場の事故事案に出動することも多くなります。

先日、自分が病院勤務の際に、スキー場の事故事案で、ドクターヘリ要請がありました。
傷病者2名で、どちらも重症だと考えられる事案であったため、先着のドクターヘリスタッフが、トリアージ初期治療を、
追加の医療スタッフを消防ヘリで派遣し、追加スタッフが1名の患者さんの搬送を担当するというミッションプランでドクターヘリは出動しました。

当院から、追加の医療スタッフとして、多田と小川Nsが、広島市消防ヘリ「ひろしま」にピックアップしていただき、現場に向かいました。

ランデブーポイントに、ドクターヘリが先行着陸している光景はなかなか見ることがありません。
(遠くに見える、スキー場の駐車場にドクターヘリが見えました)

着陸後、消防の支援車両に乗せていただき、傷病者の元へ。
(ドクターヘリを横目に、消防車両で現場へ)

先着した、フライトドクターの診察と、処置を引き継ぎ、2人のうち、1名の患者さんを当院へ搬送しました。
「複数傷病者事案には、最大多数の医療者を、なるべく早く現場に派遣した方がいいんじゃないの?」
という、共通認識の元、すみやかな追加医療者の派遣と、スムーズな搬送ができました。

広島県ドクターヘリも、スタートから3年がたとうとしております。
その間、事案を積み重ね、議論を重ねたことが、徐々に形になりつつあることを実感した事案でした。
これからも、日常的な活動と、事案の共有と検討を重ねて、よりよいドクターヘリを目指して行きたいと思っています。

引き続き、ご支援とご協力をよろしくお願いします。

<おまけ>
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よろしくお願いします。

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