2015年8月14日金曜日

すべては生まれてくる命のために!

多田です。

先日、県内の他の病院から「母体搬送」がありました。
母体搬送とは、生まれた赤ちゃんを搬送するのではなく、生まれる前に、お母さんと一緒に赤ちゃんを搬送する方法のことを言います。

赤ちゃんの状態から、速やかな搬送と、その後の帝王切開手術をしなければならない状態でしたので、広島市消防ヘリで搬送となりました。
(いつもお世話になっている、広島市消防ヘリ「ひろしま」です)

院内では、産科医、新生児科医だけでなく、麻酔科医、救急医も搬送に関わり、看護師も産科・NICU・救急外来・手術室の全てのスタッフが協力し、手術室まで速やかに患者さんの搬送が終了しました。
(手術室の入り口です)

その後、万全の態勢で手術が行われ、赤ちゃんもお母さんも、元気に退院されたそうです。

(こんなにたくさんのスタッフが関わっています)

科や、病棟の垣根を越えた、このようなことができる病院は、我ながらいい病院だなと思いました。

我々、救急医が、普段から実践している、「時間を短縮すると言う能力」を、他の科の患者さんにも提供できれば、もっと、患者さんが助かったり、もっと患者さんの回復が良くなったりするはずです。

これからも、時間にこだわった活動を続けていきたいと思います。
「Turn Back Time」については、こちらをご覧ください。

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