2014年3月18日火曜日

消防学校での訓練

多田です。

先日、ドクターヘリ当番日に、広島県消防学校での多数傷病者対応訓練に参加させていただきました。
(右は訓練用の建物です)

大型バスの事故で、傷病者が多数でているという設定で、すでに現場で働いていらっしゃる救急救命士の方々と、救助(レスキュー)の新人さん達とがプレイヤーでした。

現場救護所の立ち上げ、トリアージ、搬送の段取りなどにくわえて、重症者の診療にドクターヘリを要請するという内容でした。
ドクター2名、ナース1名で出動し、消防学校の臨時離着陸場(ランデブーポイント)へ着陸後、現場の救護所に行き、全体像の把握と、赤タグの患者さんの診療・治療を行いました。
(傷病者役の方はヘリに乗っていただきました)

赤エリアには、DMAT役の救急救命士さんもいて、局地災害に、DMATやドクターヘリという形で、「医者を現場にひっぱり出そう」という、意図が強く感じられて、<形式だけでない訓練>を目指していらっしゃることが、伝わってきました。
訓練終了後、フライトドクターから、ドクターヘリの目的・効果などについて、機長・整備士さんから、機体の説明、ストレッチャーの運用などについてお話しさせていただきました。
(機長からの説明中)

みなさん、実際に要請したことがある救命士さんでも、ゆっくり機体を見たことがない人がほとんどでしたので、じっくり機内も見ていただけました。
(普段近くで見られないですから)

また、救助の新人さん達が、目をキラキラさせながら、興味深く見学してもらっていたことが強く印象に残りました。是非、現場で一緒に仕事ができるようになりたいですね。
(目がキラキラしてました)

今年度初めての試みだそうですが、これからも続けてもらえるとうれしいです。

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