2014年3月22日土曜日

分単位のこだわり

多田です。

ドクターヘリの運航は、有視界飛行で行われています。
そのため、日没際のミッションは特に時間に気を遣います。
当院の屋上ヘリポートは、病院の一番高いところにあり、通常移動に使っているエレベーターで屋上階に上がり、さらにそこからヘリポート専用のエレベーターでヘリポートにあがります。
(まさに日没間際です)

ドクターヘリは、日没までに離陸することが必要なので、病院到着が日没際の時や、次の事案が入っている時などには、時間短縮の工夫をしています。
普段は、安全やプライバシーに配慮して、屋上階のエレベーターホールで患者さんの移動をします。
日没ギリギリのミッションの時は、(風が強くないことが条件ですが)屋上ヘリポートまでストレッチャーをあげて、ヘリポートで移動をし、少しでも離陸までの時間を短縮しています。
(夕焼けに照らされるドクターヘリ)

ちょっとしたアイデアですが、5分程度は時間短縮ができます!
この5分を短縮する努力が、活きてくる場面がこれからもあるはずです。
これからも「分単位のスピード」に、こだわっていきたいと思います。

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