先日、広島市内のある病院に「爆破予告」がありました。
病院のスタッフの方々、警察・消防の方々の必死の活動で、近隣高等学校への入院患者さんの避難と、近隣住民の方の避難がなされたそうです。
結局、警察による捜索で、爆発物は確認されなかったため、悪質ないたずらだったと判断され自体は収束しました。
結果、被害者や爆発は起こらなかったのでよかったのですが・・・
当日、当院の総合診療科に「爆破予告」の病院から紹介転院の患者さんが搬送されてきました。搬送時に、上記の状態を聞いた救急外来スタッフから、救命救急センター・センター長へ連絡があり、消防へ確認。事態は収束傾向ということでしたが、重症者もいるということで、DMAT隊員であるセンター長以下、看護師2名で出動しました。
避難している重症患者さんを全員診察し、事態の収束を確認してから帰院となりました。
(帰院直後のDMAT隊)
先日、福知山での爆発事故に関して、当ブログとリンクを貼っていただいている、「但馬救命救急センター」の活動が教科書のようにすばらしいことに感動し、自分たちも頑張らなくてはと再確認した直後のできごとでしたので、余計に「できてないことが多いこと」「災害であるという、スイッチがなかなか入らなかったこと」などなど、問題が浮き彫りになりました。
但馬救命救急センターのすばらしい活動はこちらです。
局地災害は時間が勝負!
普段から、起こったらなにをしなければいけないか、きちんと整理しておく必要があると再確認しました。
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