年度初めの投稿が遅れていたところ、大きな災害が発生してしまいました。
熊本地震で被災された方々の無事と、残念ながら亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
2016/4/14夜間から、当院の熊本地震への対応が始まりましたので、現在までの概略をお伝えします。
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4/14夜間の震度7をきっかけに、病院へ一旦集合したDMAT隊員達は、同日は出動の可能性がないため、出動準備をほぼ完了させた状態で自宅待機となっておりました。
そのまま、被害の拡大がないことを祈りつつ、ただ、余震の数の多さに不気味さを感じつつ、翌4/15は通常業務での待機をしておりました。
日付は変わって4/16の早朝に、恐れていた「本震」により、広島市も大きな揺れを感じました。夜間のうちに、続々とDMAT隊員は病院へ参集し、DMAT事務局からの派遣要請を機に出動準備を完了。
伊関Dr率いる1隊は熊本へ向けて陸路出発。
統括DMATである、竹崎Dr率いる1隊は、「広島県DMAT調整本部」立ち上げのために、広島県庁へ出発しました。
4/16は土曜日で、ドクターヘリは当院が当番日でした。板井Drと河野Ns・橋本Nsで早朝から対応となりました。
多田は、病院当直でありましたので、出動隊の後方支援のため病院へ残りました。
最小限の病院スタッフで、出動DMATの後方支援を行いつつ、広島県調整本部のお手伝いも一部行いました。
(当院の組織図です)
出動後、EMISで、出動DMATの活動を確認しておりました。
陸路で熊本に向かった伊関Dr率いるDMATは、無事に活動拠点本部に到着。
本部立ち上げに参加し、担当医療圏の医療ニーズ検索と、患者搬送業務に当たっていることが確認できました。
広島県DMAT調整本部は、中国地方のドクターヘリの調整を含め、他県との調整をはじめとした、調整業務を担当。
広島県ドクターヘリとしては、被災地に出動していく隣県のドクターヘリを補完する目的で、広島で待機の方針となりました。
病院本部としては、不確実な情報の中、広域医療搬送が計画され、当院へ熊本から患者さんが搬送された際のことを想定し、ある程度の病床確保を計画しました。
結果的に、4/16の段階で広島県まで患者さんの搬送はなく、引き続き全国の同志達が被災地で活動しているのを、頼もしくモニタリングさせていただいております。
DMATだけでなく、たくさんの機関の活動で、助けられる患者さんを最大限助けることができるよう、それぞれができることを、できるだけやっています。
できるだけ早い、事態の収束を願ってやみません。
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