広島県ドクターヘリは、2013年5月本格運航開始しました。
4月の準備期間中に、県内各消防本部を対象に、ドクターヘリ要請の流れについて、訓練を行いました。
ただ、1度やればすべてがうまくいくわけもなく、できれば繰り返しのトレーニングが必要です。
本格運航開始後も、県内の消防機関の方々と一緒に、訓練を行っております。
これは、2013年、夏の話ですが、
自分が、ドクターヘリ当番日に大久野島・龍王島でドクターヘリの離着陸訓練が行われました。
訓練当日の朝は、実出動があり、訓練をキャンセルしなくてはならない可能性もありましたが、事案が終了後、少し時間はずれましたが、無事訓練になりました。
まず、龍王島ですが、東広島市安芸津町の沖合にある、普段は無人の島です。島には「龍王島自然体験村」という施設があり、主に夏場に団体のお客さんがいらっしゃることがあるようです。その際は、東広島市から委託された担当の方が1名、島に常駐して、お客さんへの対応をしてらっしゃるそうです。
島のもっとも高い部分の空き地に着陸し、離着陸の方法・患者さん搬送の方法などについて確認をしました。
(患者さんの搬入方法の確認をしました)
引き続き、大久野島に向かい、同様に離着陸の訓練を行いました。
大久野島は、竹原市忠海の沖合にある島で、戦時中、毒ガスを生産していた島として有名です。
現在は、国民休暇村があり、島内にはウサギがたくさんいてのどかな島です。
(国民休暇村です)
(休暇村前の空き地です)
(スタッフの皆さん真剣です)
離島の受傷患者さんは、初期治療開始までの時間が長くなる傾向があります。
重症患者さんが発生した時は、是非ドクターヘリを活用していただいて、患者さんの予後改善・後遺症の軽減を目指したいと思います。
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