ランデブーポイント上空では、救急車が2台確認でき別動隊が先着したことを確認できました。落ち着いた状態で着陸し、救急車内に向かいました。車内ではT先生がエコー検査をしており、「腹腔内FAST陽性!」四肢末梢の冷感あり、ショックを疑いました。腹腔内出血に伴う、出血性ショックをもっとも疑う状態です。患者さんの胸とお腹にはシートベルトの痕が。
(写真と本文は無関係です。)
(写真と本文は無関係です。)
末梢ルートをもう1本確保し、輸液行いながら広島大学病院へ向かいました。約15分のフライトで広島大学病院ヘリポートへ到着。救命センターのドクターに引き継ぎ広島ヘリポートへ帰りました。
ある程度予想していた出動でしたが、ここまでの応用問題は想定していなかったので医療スタッフはヘトヘトでした。
広島ヘリポートのドクターヘリ広島基地に帰投後、ドクターヘリのフライトスタッフにねぎらいの言葉をかけていただきました。
5月からの本格運用開始が待ち遠しい1日でした。
(写真と本文は無関係です。)
実はその日の午前中にも、島嶼部からの要請があり1件同様に出動しており、その帰投直後に離陸前キャンセルの事案もあったのです。
結局、この日は消防ヘリで1日3件出動、+1件要請後キャンセルとヘリポートが騒がしい一日でした。
こんな病院前医療が日常的に実践できるようになればいいなと思いつつ、心地よい疲れとともに広島ヘリポートをあとにしました。
(カバーをかぶったドクターヘリと広島市消防ヘリです。)
広島市航空消防隊のみなさん、大変お世話になりました。
これからは、件数は減ると思いますが、本当に大変な時にお世話になると思います。
あらためてよろしくお願いしますね。
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