2013年3月8日金曜日

「師匠」と「弟子」

多田です。

先日、当院の小児科主任部長の退官記念祝賀会がありました。
当院で20年以上、小児科を守ってこられた先生で、自分の「師匠」でもあります。
会には、病院内外・職種を問わず、たくさんの参加者で盛り上がっていたはずです・・・。
というのも、会に参加するために早めに仕事を切り上げようと思っていた矢先に、重症呼吸不全の幼児が・・・。

(本文と写真は無関係です。)

一般病棟からICUへ連れ帰り、気管挿管・人工呼吸開始。鎮静・鎮痛行い、動脈ライン確保・中心静脈確保成人の呼吸不全患者さんと同様の治療を行いました。幸い、人工呼吸開始後より状態は落ち着き、あとはじっくり集中治療を継続するところまで終わった段階で、時計をみると「祝賀会」は残りあと45分。
当直明けで、無精ひげのため一旦自宅に戻り、身なりを整えて広島市内のホテル会場へ。

到着した時には、祝賀会は終了してしまっており、参加された先生方はみなさん帰路へ・・・。
師匠はまだ、会場にいらっしゃると聞き、走って会場へ向かいました。
会場出口で、参加者に挨拶をしていらっしゃるところに間に合い、ご挨拶させていただきました。
(師匠と弟子の図です)

「小児内科」を1から教えていただき、自分が若くして地方病院へ転勤になったときは、電話で気軽に相談させていただいたり大変お世話になった師匠です。
さらに、自分が救急医として働き始めたあとも、一風変わった小児医療者として働くことを認めてくださって、こっそり、見守っていただいていました。

S先生、ありがとうございました。そして、長い間お疲れ様でした。

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