多田です。
2017/02/18 東京都立川市にある国立病院機構災害医療センターで行われた、
「小児周産期リエゾン養成研修」に見学者として参加してきました。
研修参加も考えましたが広島県からは2名しか受講できないため、小児科医であり、救急医であり、統括DMAT隊員であり、フライトドクターである「中途半端」な自分が、研修を受けさせていただくよりも、
是非、普段災害医療に関わることが少ない、新生児科・産婦人科の先生方に研修を受けていただきたいと思い、研修は辞退させていただき見学者としての参加となりました。
成人の患者さんを中心として構築されたDMATや災害医療体制では、特別に考慮する必要がある小児・新生児・妊産婦の対応が難しいことがあります。
これまでは小児科の先生方、産婦人科の先生方がそれぞれ対応していただいております。
ただ、小児・新生児・妊産婦の方々もDMATを中心として提供される超急性期の災害医療の恩恵を受けるべきです。
今回の研修は、西日本を中心とした新生児・妊産婦を主たる診療対象としていらっしゃる小児科・産婦人科の先生方を中心とした受講者を対象に行われました。
丸一日、座学と机上シミュレーションでハードな内容でしたが、みなさん各県の代表として選ばれたメンバーですので、熱心に取り組まれておりました。
「1つのことを追求することで救命・治療できる患者さん」もいますが、
「いろんな知識をもち、いろんなことができることで救命・治療できる患者さん」
もいます。
災害時においては後者に当てはまる患者さんが確実にいらっしゃいます。
各分野のエキスパートであるみなさんに、災害医療のことを知っていただくことで
「救えたはずの災害死」を可能な限り減らしていきたいです。
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