多田です。
「救急救命士による、病院前処置拡大に関する研修」が、広島市消防局・救命士養成所で行われました。
4日間の日程で、最終日にシミュレーションが組み込まれております。
今回、5月に2回、シミュレーションの総括をするために参加させていただきました。
みなさん、熱心で優秀な救急救命士さん達なので、ショックの認識と、クラッシュ症候群の可能性から、静脈路確保の判断やは、全く問題ありませんでした。
これまでは、救急救命士は、「心肺停止となった患者さんに対してしか、静脈路の確保ができなかった」のですが、これからは、心肺停止「前」の患者さんにも、点滴ができるようになります。
広島市消防局では、先行的に実習と認定が進んでおり、すでに認定されている救急救命士さんが、現場にたくさんいらっしゃいます。
2014年8月20日に発災した、土砂災害では、倒壊した家屋の下に長時間挟まれている患者さんに対して、救急救命士による静脈路確保がなされ、救助の際の心肺停止を免れた患者さんが複数いらっしゃいます。
病院前からの、治療スタートの前倒しで、これからたくさんの患者さんが救命されるようになります。
非常に心強いですね。
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