先日、自分がドクターヘリの当番日に県内の消防本部から出動要請がありました。
高所からの転落の患者さんです。
救急要請の内容から重症であると考えられるため、救急隊現着前の要請となりました。
ドクターヘリが現場上空に到着前に、傷病者に接触するためにはつり上げ救助が必要と判断されました。
(現場上空です)
要請元消防から広島県防災ヘリ「メイプル」の出動も要請されました。
要請元消防の着陸支援隊のみなさんは、ドクターヘリが着陸できそうな場所にいち早く散水を開始していました。
現場に、ヘリコプター2機が飛行するとミッションが複雑になると判断。
医療スタッフのみ散水してもらった現場直近に着陸し、降機しました。
その後、ドクターヘリは近くのランデブーポイントへ向けて再度離陸しました。
直後に、広島県防災ヘリが上空に飛来し、隊員さん達のホイスト、傷病者の救助が速やかに行われました。
救助が済んだ後は我々医療スタッフの出番です。
患者さんを引き継ぎ、防災ヘリは帰投。
医療スタッフによる診療が開始となりました。
特性の違う2機のヘリコプターを上手に使っていただき、傷病者接触までの時間を短縮することができました。
こんな活動が当たり前の毎日になるよう、1事案1事案を大事に積み上げていきたいと思っています。
広島県防災ヘリのみなさん、要請元消防のみなさん、ありがとうございました。
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