2017年1月29日日曜日

院内児童虐待対応研修会

多田です。

近年、児童虐待対応の啓蒙がなされ、児童相談所への通告件数は年々増加しております。
児童虐待の対応は主に小児科医を中心に行われますが、虐待が関係する外傷は救急科を始め、多くの診療科の医療スタッフが関わることになります。
当院には小児科医・看護師・ソーシャルワーカーを中心とした児童虐待対応部会:CAPT(Child Abuse Protection Team)があります。多田もそのメンバーの一員です。

今回、CAPTのメンバーで院内児童虐待対応研修会を行いました。

小児看護専門看護師のH看護師から、全国の児童虐待通報件数の推移や、当院での対応事例について報告をし、多田からも救急科で加療しCAPTが対応した症例の報告を行いました。

今回の研修会の目的は、児童の受診時に「虐待に気づいた」もしくは「虐待かもしれないと気になった」医療スタッフが、どうすればCAPTのメンバーに連絡でき対応が始められるようになるかでした。
研修会の内容が内容ですので、参加者がほとんどいないのではないかと懸念しておりましたが、予想に反してたくさんの方に参加していただきました。

CAPTの目的は、「児童虐待を早期に発見し、児童がさらなる危険にさらされることなく成長して行ける環境を整備すること」が目的です。
職員の「気になる」に対応できるチームとして活動していきます。

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